立命館公認会計士校友会 第14回総会会長挨拶
令和4年11月13日
立命館公認会計士校友会
会長 鈴木昌治
昭和52年(1977年)経営学部卒
立命館公認会計士校友会の会員の皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。会長の鈴木です。皆様には日頃から当校友会の活動に対しご支援とご協力をいただき御礼申し上げます。また、本日の総会にご出席いただき感謝いたします。
さて、最近の公認会計士業界の動向ですが、そのトピックスの一つに公認会計士法の改正があります。この改正に対応すべく、現在、日本公認会計士協会において、上場会社等監査人登録制度の運用、中小監査法人の監査品質の一層の向上、会計教育活動の推進等について鋭意検討を進めています。特に、最近、上場企業が会計監査人を大手監査法人から準大手・中小監査法人に変更するケースが増えています。このため、中小監査法人の経営基盤の強化は喫緊の課題と考えます。
また、四半期決算の開示とレビューの在り方、内部統制報告制度の見直し、さらには非財務情報の開示と保証の在り方など、最近の企業経営や監査環境の変化に応じて、公認会計士業界が対応すべき課題が山積しています。関係者の方々の英知を結集し、良い方向に進んでいただきたいと思っています。
さて、先月(10月)に、立命館大学の2022年度全国校友会が開催されました。そのイベントの一つとして、最近の衣笠キャンパスの状況がビデオで紹介されていました。従前は経済学部と経営学部の建物であった以学館が、大きくリニューアルされていました。同時に、キャンパスの佇まいから、立命館大学の発展と教育レベルの向上を感じました。母校の発展は我々校友にとって誇らしいことです。
公認会計士試験についてですが、会計士協会の調べによると、昨年度の立命館大学関係の合格者は49名であり、東大に次いで6位となっています。受験生に対して大学側も各種のサポートを行っており、最近では毎年50名程度が合格しています。この実績を喜ばしく思うとともに、私たちが合格した時代とは隔世の感があります。今年の合格発表は11月18日(金)ですが、多くの方々が合格されることを期待しています。
さて、当校友会ですが、設立以来10数年、役員の方々や大学事務局の方々のご協力を得て、継続して活動を行ってきています。このたび、この活動の一層の活性化を図るべく、常務理事の新設や役員の増員など、会則の一部改正を行いたいと思います。当校友会が、立命館出身の公認会計士の交流の場となるとともに、今後とも大学と連携して活動を行うことにより、後進の育成に寄与していきたいと考えています。
最後になりましたが、コロナウイルスの感染が再び拡大傾向にあるとのことですので、校友会の会員の皆様におかれましては、健康にご留意のうえ元気でお過ごしくださるとともに、今後とも当校友会の活動にご支援賜りますようお願い申し上げます。
以上