群馬県校友会長 石橋 博(S49産業社会)
「良質な校友会情報を発信し、共有化し、それを活かし切っていくこと、幹事の仕事はこれに尽きると考える」
群馬県校友会は、平成9年7月6日「平成の時代の発足にふさわしい、世代を超えた花も実もある透明感ある開かれた校友会」という基本的な考え方のもと、全国最後発の校友会として誕生いたしました。当時の会員さんの数は約500名、平成25年4月1日現在では888名となっています。
7年前、ホームページ開設にあたり会長挨拶の中で「立命館を卒業した良識あり未来ある会員さんたちと、真摯に向かい合い、京都と群馬の架け橋を担いつつ、真の信頼関係の構築を図ることをその目的とする」といたしました。会員さんにとっての校友会活動に対する期待度、関心度、満足度に対しもっと焦点を当てるべきである、とつねづね私は考えています。
校友会活動の中で、校友一人一人の居場所や踊れる場所があるのかないのかきちんと丁寧に検証すべきであると思いますし、また、それぞれのレベルで満足感を得られるもの、校友満足度が高いものでなくてはならない、と考えます。また、50才を過ぎたいわゆるシニア世代の方々には積極的に自らの知識や経験の蓄積を校友会というステージを通してさまざまな形で還元していっていただきたい、次の世代の校友さんたちに伝えていっていただきたい、と考えております。そこで初めて「世代を超えた花も実もある100年続く校友会」いわゆる文化としてのイメージの校友会が視野に入ってくるのだと思います。
文化は受け継いでいくもの受け継がれるものであり、受け継がれるものが文化である、と私は考えます。役員会や幹事会が、活性化できない原因をつくっている人たちによる活性化のための議論の場であってはならないし、もはや、そんな感覚のマヒを論じている時代ではありません。群馬県校友会の幹事さんたちには日頃から相当厳しい注文を出しておりますが、「明るい自己犠牲」の精神を忘れずにやっていけば、彼らが長い人生の中で校友会活動から得られるものは結果として少なくないはずである、と考えています。
そして、立命館大学を卒業し、母校との係わり合いの中でまだまだ学べるもの吸収できるものがたくさんあることを知るのは素晴しいことであるし、校友会はまさしく大学の学びの精神の延長線上であると考えます。校友会は文化...とするならば、色々な人たちがいて色々な考えがあって色々な花が咲く、そして文化は受け継がれるものである、と考えます。