11月5日(土)17時より大分センチュリーホテルにおいて、平成23年度大分県校友会総会が開催された。今回の総会には、立命館アジア太平洋大学(APU)出身の校友7名や、隣接する北九州校友会から5名が出席するなど、来賓等あわせて総勢90名にて賑々しく総会が開催された。
第一部は総会。藤田良光顧問(S33/1958理)を議長とする進行のもと、岡崎信行会長(S41/1966法)が登壇し、「昨年の福岡校友大会を契機として、大分県校友会に参加する校友の裾野が大きく広がった。平成卒の校友が数多く顔を見せてくれるようになったのが特に嬉しい。今回の総会で役員についても改選を行い、大幅に若返りを図りたいと考えている。会員の皆様も、さらなる本会の躍進に是非大きな力を与えてほしい」と述べ会長挨拶とした。
続いての議事では、オール立命館のフレーズのもとAPU卒業生および在学経験者についても同会の正会員とすることや、事務局長職の新設等を軸とする会則改定や、役員に関して幹事10人のうち実に8名を平成卒とする大胆な若返り案などが満場一致で可決されたほか、県北地域の活動活性化事例として、全国大学選抜相撲宇佐大会(5月)での立命館大学相撲部応援活動への取り組みについて、学生宿舎の提供など中心的な役割を果たした江熊一之副会長(S44/1969文)より報告が行われた。
引き続き来賓挨拶が行われ、仲上健一立命館常務理事・立命館大学政策科学部教授、福元寅典校友会本部副会長・鹿児島県校友会長がそれぞれ登壇した。仲上常務理事は、かつてAPUで副学長を務め、同日は立命館・APU双方の教え子が出席していることなどに触れながら、「立命館は大分の皆さんに熱く支えられていることをつくづく実感する。今後も共に手を携えて発展していきたい」と述べ、福元副会長は「地元に"立命館"と名のつく大学があることが本当に羨ましい。九州―日本、そして世界の発展に果たす大分の役割は非常に大きい」と延べ、それぞれ熱烈なエールを送った。
第二部は講演会。APUより是永駿学長・立命館副総長を迎え、「APUにおける人材育成」との演題で講演が行なわれた。是永学長は地元大分舞鶴高校出身で、同日の出席者には同校出身者も多いとあって、終始リラックスしたムードで講演が進められ、「政治・経済・文化など社会の各面において国際的な相互理解を図ることこそが国益である。APUのミッションはまさにこれに合致する。この素晴らしい大学の魅力を、世界の隅々まで広めていきたい」と力強く語り、万雷の拍手のなか講演を締めくくった。
第三部は懇親会。三重野祚和同志社校友会大分県支部長、APU塩田邦成事務局長の来賓祝辞に引き続いて、別府市在住で北部九州全域に活躍の場を広げている津軽三味線奏者鈴木利枝さん(H21/2009APS)が登場し、オリジナルアレンジの"津軽じょんがら節"を披露。宴の始まりに鮮やかな華を添えた。
満を持しての乾杯発声は北九州校友会より参加の5名が登壇。同会を代表して初村雅敬幹事長が、「昨年の福岡校友大会に関る各種協働により、九州沖縄全体はもとより、大分県―北九州校友会の間でも深い絆ができた。我々は地域的にも隣り合っていることから、さらに連携を進め各々の会活動を発展させて、九州沖縄全体の活動を盛り上げたい」と見事な口上を述べ、全員で声高らかに乾杯を行った。
懇親会は序盤から大いに盛り上がりを見せる。夫人同伴で駆けつけた是永修治宇佐市長(S54/1979法)の「ふるさと宇佐自慢」、女性校友16名勢揃いでの記念撮影など、和気藹々の雰囲気のなか、円卓内に留まらずに交流がどんどん深まっていく。
中盤からは初めての試みとなるアトラクション『立命館物知り王チャレンジマッチ』が行われた。大分舞鶴高時代より刎頚の交わりを結ぶ佐藤昌彦幹事長(S52/1977経済)と岩本澄樹事務局長(S51/1976産社)が2ヶ月前より構想を練り、総会1週間前からは本業そっちのけで作成したという合計20問(三択方式)、シート枚数62枚に及ぶパワーポイントに基づきゲームが進行される。第一問は「立命館創始者中川小十郎はどの人?」。提示される三択写真に会場全体が爆笑となるが、これが絶好のウォーミングアップとなって、以後のゲームがスムーズに進行された。良問、難問、奇問、珍問など色とりどりの問題、名司会を遺憾なく発揮する岩本事務局長の進行もあって、全員が大いにゲームを満喫した。なお優績者には、立命館グッズ、会場ホテルペア宿泊券などが提供された。
瞬く間に迎えた大団円は、元応援団リーダ部の石川征仁副会長(S42/1967法)、足立直隆幹事(S51/1976産社)が登壇。足立幹事の演舞により「グレーター立命」を、石川副会長の演舞により「立命館大学校歌(学園歌)」を大合唱、立命館大学、APU、同志社大学に対するエール交換を行って、盛会裏にお開きとなった。
終了後、参加者に感想を聞いた。総会に久方ぶりに参加したという女性校友は「以前と雰囲気が全く変わっていて、心の底から楽しむことができた。次回は是非とも知り合いの女性校友を誘いあって参加したいと思う」と述べ、あるシニア校友は「若い後輩達が活き活きと参加してくれたことが本当に嬉しい。来年からも元気を貰いに参加するよ」と述べ、満足気に会場を後にした。
今回、立命館大学校友会本部事務局からは野村慶人校友・父母課員、APU校友会事務局からは、中村展洋学長室課長補佐が参加した。
同日の総会の模様は、大分県校友会HPでも紹介されています。 http://alumni.ritsumei.jp/oita/ 大分県校友会の日頃の活動状況もあわせて是非ご確認ください。