会長挨拶

新役員就任のご挨拶

立命館大学宮城県校友会 新会長 千田芳文(S49.文)

7月16日開催の第44回総会で選任された新役員団を代表し、ひとことご挨拶申し上げます。
設立から44年の歴史を紐解きますと、本会は理工学部同窓会(衣笠会)を基盤に1978(昭和53)年7月22日、立命館大学校友会宮城県支部として設立され、第1回総会が東北電力ビルに隣接したグランドホテル仙台で開催されました。

初代の逸見英夫会長や大沼久明事務局長が、県内の同窓生の確認や名簿の整理、組織体制の確立などに奔走され、大変なご苦労をなされた様子が当時の資料から伺われます。

そして、第二代下村泰雄会長、第三代大沼会長へとバトンが引き継がれ、柏原晋事務局長にはこれまで16年間の長きに渡って、本部との連携や会務運営の重責を担っていただきました。

また、既に物故されたり他県に転出された役員・会員にも、会の発展に多大なご尽力をいただいた方々が多くいらっしゃいます。そうした沢山の力によって活動が支えられ、過去には同志社大学同窓会との親睦ソフトボール・芋煮会を、秋保森林スポーツ公園で開催したことなどもありました。
そして、特に大学女子駅伝が仙台で開催されるようになったことで本部や他県との連携も強化されて、活動に大きな弾みがつきました。

東日本大震災においては、いち早く立ち上がった母校の支援体制と、校友会復興支援特別委員会による全国からの応援が大きな支えとなってきました。

2016(平成28)年度から6年間の大沼会長の任期の間には、2018年に東北・北海道全国校友大会の大イベントが盛大に催され、東北・北海道各支部を始めとして、全国との絆が強化されました。

残念ながら、ここ2年余のコロナ禍の下では活動休止を余儀なくされて、本会のみならず世の中の様々な組織・団体が、今後の在り方や活動の仕方に大きな転機を迎えていると思われますが、東日本大震災からの復興でもそうであったように、やはりポストコロナにおいても、人と人の繋がりが復活の最大のカギになってくると思います。

これまでに培われた絆が様々な場面で直ちに発揮されるという実例を、まさしく今年度総会が行われた7月16日にも目にすることができました。

楽天スタジアムで行われた「立命館大学デー」のスポンサー試合では、大雨続きの中でもその試合時間帯だけは雨も降り止み、三塁席側に陣取った立命館大学応援席は、理事長を中心に近隣県からも集まった同窓生・関係者が一丸となって熱い応援を展開し、大いに意気が上がりました。

また、この試合に合わせて、「東北食べるツアー生産者と語ろうin仙台」という大学側の企画も実施されていたのですが、そこに本県校友会員が校長をしておられる仙台青陵中等教育学校の生徒さんにも参加してもらい、立命館の学生と仙台の高校生とのコラボ活動が実現しました。

今の時代、個人情報保護の関係で同窓会名簿によって会員同士が連絡を取り合うようなことは難しくなっていますが、IT技術の活用などで新しいスタイルも模索しながら、役員・会員のチームワーク、全国の校友とのネットワーク等の繋がりを大切にし、広めていくことで活性化を図って参りたいと思います。

会員皆様の積極的なご参加をお願い申し上げ、新役員を代表してのご挨拶とさせていただきます。


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