2月25日土曜、静岡県と立命館大学静岡県校友会が主催する「就職情報交換会」が静岡市ペガサート6階を会場に、オンラインを併用したハイブリッド形式で開催されました。
3年ぶりの開催になりましたが、静岡県校友会加藤会長は、母校と静岡県との就職協定に触れ、この活動が後輩の支援になることを期待すると挨拶しました。
まず、静岡県経済産業部 就職支援局労働雇用政策課雇用促進班の亀井沙紀氏より、静岡県の産業や求人倍率、静岡県 および市町が実施している就職支援についての説明がありました。
次に、立命館大学キャリアセンター次長の近藤氏からは、母校の充実したキャリア支援体制のほか、就活する上での心構えについてお話しいただきました。また、2021年度静岡県出身学生のUターン率が26.6%であること、うち公務員の比率が18%ということで、他県に比べ、公務員志望が多いことが紹介されました。
若手校友による就職体験談では、静岡県庁、スズキ株式会社、鈴与株式会社、朝日電装株式会社、浜松いわた信用金庫に勤務する5名が就活のスケジュール、良かったこと、後悔したこと、面接で聞かれたことなどについてお話しいただきました。さらには、地元就職のメリット、インターンシップやOBOG訪問で得たこと、面接対策として準備することなども紹介されました。スズキ株式会社の村松歩香さん(2021年法学部卒)は「コロナの蔓延で、準備していたことが生かされなくなった。オンライン面接ではハキハキと、大きめにリアクションすることを心掛けた」と話してくれました。
質疑応答では、若手校友は、会場やオンライン参加の方からの質問にも快く回答し、「高校の学力レベルによるデメリットがあったか」という質問には、ほとんどの校友は「ない」と回答し、「高校時代、どう過ごしたかということが大切」と高校時代の経験を紹介していました。また、会場で参加した2回生の学生は「2回生のこの時期にしていたこと」を質問し、若手校友らは「就活の準備をしていた訳ではないけれど、学生生活を楽しみ、様々な経験をしたことが、就活時にアピールできた」と回答していました。
コロナ禍の就活、コロナ前の就活と、活動時期は違いましたが、若手校友たちは、「静岡県には多くの有名企業があり、海外とつながることができたり、地元に貢献できる仕事が多いこと、そして何より家族や友人がいて働きやすい環境があることが魅力だ」と話していました。
静岡県校友会では今後も後輩支援として、この事業を実施していきたいと思っています。