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第5回ご朱印めぐりが開催されました2019 年 10 月 6 日

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10月5日(土)、素晴らしい秋晴れのもと5回目となる御朱印めぐりが開催されました。今回は南信方面をめぐる企画となり、高森町にある瑠璃寺および松岡城跡と松源寺、飯田市にある元善光寺の4ヶ所をめぐる旅となりました。

天台宗の名刹瑠璃寺ではご住職の案内のもと、ご本尊の薬師三尊像(重要文化財)および聖観音菩薩立像(長野県県宝)などを特別に拝観させていただきました。ご本尊の薬師如来坐像は、昨年に訪問した福満寺(麻績村)薬師如来坐像とともに平安時代後期12世紀頃の造像といわれる県内最古の薬師如来像です。平安後期の定朝様の優美な造形に平安前期の重厚な造形が加味されたようなお姿は深い魅力を醸し出しており、左右の脇侍である童顔の日光・月光菩薩立像とともに拝観者を魅了します。ちなみに、第1回御朱印めぐりで訪れた中禅寺(上田市前山)の薬師如来坐像は鎌倉時代初期13世紀初頭の造像と考えられています。

松源寺は臨済宗妙心寺派の古刹で松岡城跡の城跡内にあります。以前、NHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎」で、直虎のいいなずけであった亀之丞(井伊直親)が、この寺で幼少期に匿われていたと伝わっています。松岡城跡は南北朝時代の騒乱期に築かれ、天正13年(1585)に徳川家康によって改易されるまでの約200年間にわたり松岡氏の拠点の城であり、中世の伊那谷を代表する城跡です。河岸段丘を利用した連郭式城跡としては県下で最も保存状態が良いといわれています。標高差95m、距離1.8キロの城跡探訪コースをおよそ60分をかけて、汗を拭きふきめぐりました。

飯田市座光寺にある元善光寺は、信州麻績の里(現在の飯田市座光寺)の住人本多善光が、現在の長野市の善光寺に安置されるている一光三尊像(阿弥陀三尊像)を、難波(現在の大阪)の堀より持ち帰り、およそ40年間、故郷の自宅の臼の上に安置して祀ったという伝説ゆかりの寺。なお、元善光寺にも長野の善光寺と同様にお戒壇巡りがあり、参加者の皆さんも極楽往生・開運の鍵(錠前)に触れることができました。

なお、今回は地元の高森町から校友の城子久子さん(79経営)に参加していただき、道案内や南アルプスを一望できる月夜平などにもご案内いただいて楽しい会となりました。文末ですが御礼申し上げます。

(記録 高田彰)


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