7月20日(土)木屋町三条上がった「広東倶楽部」において プロゼミの同窓会という珍しいイベントが行われた。 「産社S49年入学Lクラス同窓会」は、卒業してから20年後に 突如第一回目が開催され30名の出席があったという伝説の同 窓会の事。それから「ワールドカップの年に!」を合言葉に、 待遠しい第二回目が行われ、祇園祭の後の暑い京都に全国各地 から総勢24名が集った。家庭や職場で様々な苦労やストレス に挟まれながらも頑張る微妙な年齢の熟年たちも、今回ばかり は大いにハシャギ、お互いを〇〇君と呼び合い、まるで学生時 代そのものの雰囲気で気勢をあげた事は言うまでもない。 東京校友会の望月広報委員からは、うれしいビールの差し入れ を頂戴した。学園や校友会本部からも祝電を頂戴し、会場には グレーター立命が轟いた。 その後、RITSのプレートを先頭に木屋町から四条通りを歩き、 20名以上がそのまま祇園になだれ込み2次会となった。 2次会の会場は、幹事の粋な計らいもあり、なんとお茶屋さん の初体験。休日を無理やり開けていただいた「なか尾」で今度 は体を寄せ合っての立命コンパ状態。東山の夜は時間の流れも 加速されていった。 別れを惜しむように突然落ちてきた涙雨の中、三々五々に散る かとも思われたが、宿泊組みは最後の執念で一銭洋食屋さんで ビール片手に「洋食風お好み焼き?」を全て平らげた。 笑い声と会話は尽きず、皆の心の中にこのままの時間が永遠に 続けば良いのにという思いが去来した事は想像に難くない。 「四年後じゃもう待てない」「京都は四年毎にして各地で二年 ごとに会わないか」というような声がどこからともなく湧き上 がってきていた。中には二年後に「愛媛県松山の道後温泉で」 等という具体的な計画も聞こえてきていた。 何はともあれ、立命でいっしょに学びあったという「一縁」が、 ここまで皆の心を熱くしてしまうという不思議さと妙を心に感 じ、夢物語のように過ぎていった京都の一夜であった。 (東京発:渡邊滋特派員) | |
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