11月22日(火)18時30分より、Rits不動産ネットワーク&R・E(同志社)クローバー倶楽部の合同例会が開催された。Rits不動産ネットワーク(以下RRENW)は主に不動産業に従事する校友により組織される職域グループ校友会で6年前に発足。3ヶ月に1度例会を開催し各種情報交換を進めているが、秋のこの時期については、同志社の同じ職域グループ校友会であるR・Eクローバー倶楽部(以下REクローバー)と合同例会として開催している。REクローバーは既に10年前に発足しているが、RRNEW発足とともに幹事を都度交代するかたちで合同例会を共催するようになり、今回が6回目となった。
総合司会は金築博幸さん(RRENW:S62/1987経営)が担当。冒頭挨拶に立ったRRNEW狩野喜一会長(S41/1966経営)は、「このような職業校友会として先輩であるREクローバーと今回、6回目となる合同例会を共催できることを本当に嬉しく思う。今回の幹事は立命であったので動員を頑張ったら57名の参加となった。それだけこの会にかける期待が大きいということで楽しみにしている」と述べ、開会の挨拶とした。
引き続き、新人の紹介、また今回はオブザーバーとして参加した関西大学経済人倶楽部若手会不動産・建築部会(KURC)5名の紹介ののちは、同日のメインイベント講演会となった。
今回講師に迎えたのは、立命館校友で、元シンクロナイズドスイミング日本代表選手で五輪銀メダリストの武田美保さん。デュエット競技でペアを組んだのが同志社大学出身の立花美哉さんだったこともあり、両校の校友は頼もしい後輩を讃えるかのごとく武田さんを温かく会場に招きいれ、武田さんもリラックスした面持ちで講演を始めた。
武田さんは、幼少期の消極的な性格を劇的に展開したシンクロナイズドスイミングとの出会い、常勝集団たる井村雅代シンクロクラブでの苛烈な練習経験と自己の葛藤、母親の果たした役割、オリンピック出場に関るシナリオとモチベーション形成の有り様などを、具体的なエピソードを交えつつ熱弁。「シンクロに本番での奇跡は起こり得ない。練習において基本を徹底し、研鑽に研鑽を重ねて初めて本領が発揮される」「自分の限界は自分自身の挑戦によって乗り越えることができる」と、ビジネスにも通じるキーワードを多数発し、会場では熱心にメモを取りつつ、固唾を呑んで講演に聴き入る参加者の姿が目立った。万雷の拍手をもって講演が終了した後は、井上誠二REクローバー代表幹事(S52/1977商)より武田さんの熱演に対する謝辞が述べられた。
武田さんの講演により会場は熱気を持ったまま懇親会に移り、大工園隆RRNEW副会長(S43/1968法)の乾杯発声により宴をスタート。RRNEW、REクローバー双方、ビジネス交流を基軸とする校友会活動であるため、初対面の参加者同士が名刺交換を行ったり、取り組み中の案件などを肴に熱心に語り合う風景が見受けられた。
瞬く間に時間が過ぎて、杉山敬二REクローバー代表幹事(S53/1978文)の中締め挨拶を経て、エール交換に突入。参加者全員で宴会場に一円を形成したのち、まずは同志社のカレッジソングを斉唱、同志社、同志社⇒立命館の順でエールを切り、ついで立命館応援歌グレーター立命を斉唱、立命館、立命館⇒同志社の順でエールを切った。そして最後に関西大学へのエールを切った後全員で写真撮影を行い、21時30分盛会裏にお開きとなった。
同例会には(父:立命館、息子:同志社)など親子で参加する校友もおり、ビジネス上の有意な情報交換が行われつつ、世代や学校の枠を越えた連携が行われていくことが期待されている。今回の参加者は立命館57名、同志社27名、関大5名のトータル89名。なお、今回同例会には、校友会本部事務局より野村慶人校友・父母課員が参加した。