10月7日(木)17時から、ウェスティン都ホテル京都でRits不動産ネットワーク第4回総会(第22回例会)が開かれ、131名が参加した。川本八郎立命館顧問・前理事長の著書『大学改革立命館はなぜ成功したか』(中央公論新社、1700円+税)の出版記念パーティーも兼ねて行われた。
司会は山下隆英(S62文)が担当した。第1部の総会は、狩野喜一会長(S41経営)の挨拶の後、議事に入り、第4期の事業報告、会計報告と、第5期事業計画が報告され、いずれも拍手で承認された。
第2部の講演は川本八郎学校法人立命館顧問・前理事長が「大学の改革」に関するテーマで話された。川本顧問は私立大学の宿命や、偏差値主義といった日本の大学の伝統的な欠陥について言及。「意欲的に社会で働くような、燃える人間を育てない限り、学校も日本も衰退していく」と力を込められていた。また、ご自身の大学での仕事人生について「色々な苦労もあったが、私を育ててくれたのは立命館の学生です。苦労すればするほど幸せは大きいということを実感しています」と述懐。さらに「現在がすべてである、という歴史観を現役の皆さんが持つことが極めて大切だと思います。現在を輝くものにすることで過去も輝かしくなる。現在が輝かなければ未来はない。今を輝かせることができるのは現役の人たちだけなのですから」とエールを送って締めくくられた。
第3部の懇親会は出版記念パーティーを兼ねて開かれた。発起人の門川大作京都市長、山岡景一郎平安女学院大学理事長兼大学長、村上健治大和ハウス工業株式会社社長のほか、来賓として髙﨑秀夫京都銀行頭取、長田豊臣立命館理事長、平林幸子京都中央信用金庫専務理事、芝田徳造立命館大学名誉教授・立命館大学陸上競技部総監督らが紹介された。
校歌斉唱に続いて狩野会長の挨拶の後、来賓を代表して長田理事長が祝辞を述べられた。続いて、発起人を代表して門川京都市長がご挨拶。さらに、川本顧問にお祝いの花束が贈られ、山岡平安女学院大学理事長の乾杯のご発声でパーティーが始まった。参加者が川本顧問を囲んで歓談するなど、パーティーは終始、盛り上がりをみせていた。最後は応援歌の斉唱の後、大工園隆副会長(S43法)の挨拶で閉会となった。
なお、校友会事務局からは縄本敏社会連携部長、前田秀敏社会連携部担当次長、村上吉胤校友・父母課課長、大西克樹、山口起儀の両校友・父母課課員が参加した。
*川本八郎立命館顧問・前理事長の著書『大学改革立命館はなぜ成功したか』(中央公論新社、1700円+税)は好評発売中です。