10月22日(木)18時30分から京都ホテルオークラにおいて、Rits不動産ネットワークが第9回目となる年次総会を開催した(参加者58名)。
金築博幸氏(87年経営)の司会進行で開会した総会は、はじめに大工園隆会長(68年法)が、「硬式野球部の桜井俊貴投手(法4)が先刻行われたプロ野球ドラフト会議において読売巨人軍から1位指名を受けた」とホットなニュースを紹介しつつ、開会の辞を述べ、来賓紹介を経て、総会議事に入った。大工園会長の議事進行により、事業報告(北川猛副会長・74年経済)、会計報告(中西俊泰会計・89年経済)、監査報告(永沼猷彦監査役・66年経営、室田明宏監査役・70年経営)、事業計画(北川副会長)等の総会議事に加え、新たに廣田有紀氏(14年産社)が幹事へと推挙する旨大工園会長から提案があり、全て拍手で承認され、懇親会へと移行した。
懇親会では、はじめに脇田実氏(74年法)のリードで校歌を斉唱し、あらためて主催者代表として大工園会長が挨拶に立ち、先日来問題となっているマンション傾斜問題に触れ「不動産は安心安全な建物を消費者に提供するのが仕事。建てる前に不正が行われていて、品質が担保されていないとは言語道断である。我々は誠実に頑張っていこう」と呼びかけを行った。続いて来賓として門川大作市長(74年法)が登壇し、祝辞を述べた。祝辞の中で門川市長は、市政の近況報告を行いつつ、「今後も10年後、20年後の未来を見据え決断し、誠実に取り組んでいく」と抱負を述べた。次に川本八郎・立命館名誉顧問(58年法)が、「不動産」をキーワードに多様な業種が集う同会の構成に触れ、「長く続く組織とは、特定のイデオロギーで統一されていない多様性を有した組織である」と称え、さらなる交流が展開されることを祈念し、乾杯発声を行った。立命館大学JAZZ CLUB「demode」によるジャズの演奏が披露される中、山岡景一郎・平安女学院理事長兼学長(53年経済)が公務を終え馳せ参じ、世代、業種を越えてさらに積極的な交流が行われた。宴もたけなわとなった頃、大場茂生・校友会本部事務局長のリードで応援歌を斉唱。最後に西村孝平副会長(73年経営)が「不動産と建築とは意外と交わりが少ない。双方が交わることにより新しいビジネスが生まれる可能性がある。本会のさらなる活性化を目指して取り組んでいきたい」と述べ、中締めとなった。