9月5日(土)14時から、立命館大学大阪オフィスにて、関西圏在住の若手校友、及び在学生で組織されている「立命館Re-Connect(リコネクト)関西」主催の企画が開催された。「立命館Re-Connect」とは、20歳代の若手校友を主な対象とし、各都道府県校友会の存在の周知・参画、将来地域の校友会の中心を担うであろう人材の確保や、横の繋がりを意識した異業種交流の促進を目的とした立命館大学のプロジェクトである。
リコネクト関西では、テーマ別にプロジェクトチームを組んで企画を実施しており、今回の企画は「社会人キャリア班」が主体となり、「本当は怖い準備不足のキャリアプラン」と題し、参加者同士でこれまでのキャリアを振り返り、整理すると共に、30歳までのキャリアプランを描いてもらうことを目的として開催された。
企画当日はスタッフ含め約40名の若手校友や内定者の参加があり、中には福岡県など遠方からはるばるこの企画のために足を運んだ校友もいた。
冒頭に司会より挨拶があった後、リコネクト関西の川中一樹さん(H20・APS)より企画趣旨について説明があり、「キャリアプランに対する意識の差で、例えば生涯年収が5倍違うとも言われている。今日は考える良い契機にしてください。」と呼びかけた。
企画内で参加者は「キャリアクリニック」を訪れた設定となり、まず、入社から現在までを適当な期間で区切り、その期間毎に印象深い出来事を書き込んでいく「自分カルテ」を作成した。次いで、その「自分カルテ」をもとにプレゼンテーション形式で自己紹介を行い、入社から今までのキャリア、身についたスキルについて各班内で参加者は様々な想いや考えを語った。
それから、「グループ問診」として、それぞれのプレゼンテーションに対し、気になった内容や現在の勤務先へ就職を決めた理由、就職後の考え方の変化などについて質問や班内でのディスカッションが行なわれ、各班大いに盛り上がった。
続いて、川中さんより全体に対して、プレゼンテーションのポイントについての説明がされ、それを踏まえた上で、今度は各自が「未来カルテ」として、それぞれの年齢に応じた、なりたい理想の30歳の自分像と、そのために必要な道のりを用紙に記入した。また、それに基づき各自が班内で再びプレゼンテーションを行なった後、各班で形式にとらわれない自由なフィードバックが行なわれ、真剣な眼差しで気持ちのこもったやりとりが交わされていた。
その後、全体として「大切なことはキャリアプランをイメージし今後どうしていくか」であるとのまとめがあり、最後にリコネクト関西の代表挨拶を経て、キャリア企画は終了となった。
場所を移しての懇親会にも、企画参加の多くが出席し、頻繁に名刺交換が行なわれるなど、それぞれが同世代で業界を越えてネットワークを広げつつ、大学時代の学生生活や現在の仕事の話などに時間も忘れて華を咲かせていた。
なお、校友会本部からは牧野容子、舩尾優一、城本真祐子の3名の校友・父母課員が参加した。