校友書家今井凌雪氏(本名今井潤一:S24:法文)の書をまとめた「今井凌雪」(A3版箱入上製本)が教育出版から刊行されました。序文は、校友で文化功労者の白川静立命館大学名誉教授が記されています。今井凌雪氏は、大正11(1922)年奈良市に生まれ、天理語学専門学校(現天理大学)を繰上卒業後、株式会社駸々堂に入社。さらに昭和24(1949)年に立命館大学法文学部経済学科を卒業。数々の書展で特選を受賞。日展審査員を歴任。その後東京教育大学教授、筑波大学教授を等を歴任され、上海の復旦大学などでも教鞭をとられました。平成6(1994)年には勲三等瑞宝章を受賞されています。氏の仕事は、各種展覧会への出品のみならず多彩で、室生寺の門前寺号碑「女人高野大本山室生寺」、また平常宮跡の朱雀門にかかる門額「朱雀門」、本学の「立命館その由来の碑」などがあり、故黒沢明監督の映画ポスター「乱」「夢」の題字でも有名です。 | |
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