2月15日(土)午後5時、札幌市の「ホテルライフォート札幌」において「北朋会」が第6回目の年次総会を開催した。立命館出身の教師は全国に約6千名、広い北の大地にも約230名の教師達がいる。冬の厳しいアクセス条件と日程をぬって札幌の会場へ足を運んだ関係者は、東は網走、西は追分で有名な江差町(渡島半島)の南隣、上ノ国町まで片道5~6時間の行程を含め22名。白石高校の片桐清美先生(S58文日史)の司会で始まった総会は、疾病のため参加できなかった中明亨善会長(S36理化)に代わって高杉巴彦立命館慶祥中学高校長(S52院文日史)が事業報告。また同校所属で会の事務局を務める加藤敦司先生(S52文地理)が会計報告を行った。総会は、今後研修的な会合や京都研修旅行企画など多彩な企画の検討、また開催日程の再考を了承して終了。祈念撮影の後、置戸高校教頭の菊正敏先生(S51文地理)のご発声で高らかに乾杯し懇談に入った。このなかで京都から参加した西脇終立命館(中等教育担当)常務理事が、学部・学科・大学院増設計画や各付属校の近況など母校立命館の近況について報告、会本部事務局から志垣が各地各分野の校友会の近況等を報告した。このあと参加者からの近況報告に移り、学力問題の克服を目指す独自テキスト作成や新たな中高一貫の課題に取り組む上ノ国高校の房崎善隆教頭を皮切りに、小樽潮陵高校の山根治彦教頭、OBの村田利男先生(S34文日史:元稲雲高校)と続いたが、網走南ヶ丘高校教頭の花高了三先生(S53文人文)は、「学校の管理運営と教育活動の展開」と題するレポートを持参、帰宅後、寮歌「夕月淡く梨花白く」を思い浮かべながら自宅の梨の木の下で教頭としての自分の一日の仕事を振り返り自問自答する毎日を語った。なお、網走南ヶ丘高校ご出身で高校教師としての人生を全て母校で勤め上げた町田文隆先生(S39文地理:東京農業大学講師)も今回初めて遠路ご参加頂いた。また、北海道教育庁高校教育課の田畑昭雄先生(S52文中文)は、立命館慶祥中学高校が北海道の中等教育改革に与えている影響を好意的に認めつつ中等教育全体の改革につながる公立高改革にまい進する毎日を語った。 今回女性の参加が伊達高校の武者ますみ先生(S56文日文)一人であったことが残念だが、それぞれの現場でご活躍の「立命館の教師」の姿を垣間見させた。なお他に慶祥中学高校からは桂博司副校長、伊藤智春先生、石川千春先生、佐々木祐司先生がご参加頂いた。 | |
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