4月25日(日)午前11時から、静岡市清水興津の清見寺に学祖西園寺が晩年を過ごした興津坐漁荘が、再建されました。開館記念式典は、坐漁荘に隣接する西園寺公記念興津清見寺町公民館で行われ、地元選出の衆参国会議員、県議、市議、ら多数の来賓が参加しました。式では、はじめに小嶋善吉静岡市長、大村誉将興津地区連合自治会長がご挨拶され、続いて鉄宏治静岡市経済部長が経過報告を行い、来賓からのご挨拶が続きました。学園からは、高杉巴彦総務担当常務理事が出席、西園寺の国際主義に学ぶ学園創造にふれ祝辞を述べました。また会場には学園創設者中川小十郎氏のご子息で中川氏愛用の木刀を模ったブロンズ刀を提供された彫刻家、流政之氏の姿もありました。このあと、坐漁荘門前でテープカットが行われ、12時からは一般市民にも公開されました。また開場を興津コミュニティ私設に移した記念講演会では、岩井忠熊名誉教授が「今、なせ西園寺公望か」と題し、歴史の一時的動向に動揺せず、終生の自己研鑽を続けた西園寺のリアリズムに学ぶことの現代的意味を語りました。さらに癒しのまち興津の新しいまちづくりに託す思いを語るパネルディスカッションが、岩井名誉教授に加え、地元出身の気鋭の小説家諸田玲子氏(「坐漁の人」著者)、前出の大村連合自治会長を交え、宮城島弘正静岡市副市長のコーディネイトで行われました。なお、静岡県校友会は、この記念式典、講演会等へ出席したあと「ホテルサンルート清水」で「校友の集い」を開催しました。 | |
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