10月12日(土)午後3時30分から、校友にはお馴染みの京都タワーホテル「飛雲の間」において、理工学部建設環境系(土木工学科、環境システム工学科)の一大校友会組織「建設会」が第11回の総会を開催、全国各地から約350名が集まった。 総会は、糸田川広志(S47)氏の司会で行われ、はじめに理工学部同窓会連絡協議会の会長でもある浅賀博(S33)会長が開会挨拶。続いて来賓を代表して佐々木嬉代三立命館副総長が、この度母校立命館が文科省のCOEに3件の選定を受けたことなど学園近況を報告を行い、「母校躍進の中心的役割を担っている理工学部、とりわけ60有余年の輝かしい歴史をもつ建設環境系の活躍に心から敬意を表し、その力が卒業生、教職員、学生・院生が一体となった校友会活動『建設会』の活動に支えられていることに深く感謝する。今後、いっそうのご活躍を祈念し、母校と後輩達へのさらなるご支援をお願いしたい」旨ご挨拶。 総会議事は、遠路北海道からご参加頂いた成田眞五郎(S41)氏を議長に進行。山田淳幹事長(教授)の事業報告、高木宣章財務担当幹事(教授)の会計報告、国井正之(S40)会計監査の監査報告を無事終了。新事業計画を確認した後、役員人事を行い、新会長に滋賀支部の田中伊三雄(S33)氏、新幹事長に早川清氏(教授)を選出して終了。このあと江頭新治学系長(教授)から学系の近況について報告があり、また愛知衣笠会(S40卒の道清吉美氏)、滋賀支部(S32卒の南真司氏)、三重県支部(S43卒の吉本保俊氏)、香立会(S37卒の平澤宏氏)、奈良建設会(S41卒の樫原勇氏)からそれぞれ支部活動の近況報告を受けた。総会は、最後に田中新会長の就任挨拶を受け終了。 休憩を挟んで特別講演会を行い、環境デザイン、建築設計、景観論などが専門の建設環境系の教授であるとともに、方法論がモデル論となることを避け、理論と実践の一致を目指す第一線の建築家としてもご活躍の川崎清教授から「アーバンデザインと建築」のテーマでご講演頂き、京都駅、御池通り、二条駅など都市開発の現場とその実情をスライドを用いながらご紹介頂いた。 会場を「八閣の間」に移した懇親会は、中川博次先生、巻上安爾先生の定年退職をお祝いする会を兼ねて開催され、司会は尼崎省二教授。学系長のご挨拶に続いて、村橋正武教授から、総合理工学研究機構長として立命館の研究活動・研究行政をリードするのみならず、ケニア・ナイロビのジョモ・ケニアッタ大学の創設を指導するなど内外でご活躍されてきた中川先生、また日本道路公団と土木工学科を舞台に、ほぼ40年にわたってご活躍、一貫してご指導を頂いてきた巻上先生のご紹介があり、児島孝之理工学部長から「お二人のご活躍に心から感謝し今後の変わらぬご指導をお願いする」旨のご祝辞、また中川祐夫校友会本部副会長から、両先生が無事ご定年を迎えられたことへのお祝いと校友会活動をリードする建設会の日頃の活動へ感謝する旨ご挨拶があった。このあとお二人から感謝と後輩へ対する激励のお言葉を頂戴し、現役学生達から花束と記念品が贈られた。懇親会の乾杯ご発声は、浅賀前会長。参加者全員で高らかに杯を掲げ、両先生への感謝と建設環境系のますますの発展、参加者一同の活躍を願って大きな声で乾杯。和やかな懇談の後、懇親会の締めくくりは、立命館大学応援団の現役とともに登場した高田泰治(S40経済学部卒)氏のリードで校歌を斉唱。それぞれ副会長である大阪建立会会長吉川征治(S42)氏による万歳三唱、下岡京都支部長の閉会挨拶でお開きとなった(事務局:志垣)。 |
|
| |
|