首都圏での中高年の自主的な会合「東京中高年の会」が、9月20日(金)午後7時から、東京「虎ノ門パストラル」でワークショップ、懇親・交流会を開催した。ワークショップの講師は、㈱日本M&Aセンター代表取締役社長の分林靖博氏(昭41営)。分林氏は、在学中の昭和40年9月から貨物船でアメリカ渡航。全米20数大学で「能楽」を公演。帰国後、日本オリベッティ㈱に入社。その後、公認会計士・税理士500名が加盟する日本事業継承コンサルタント協会を設立、さらに平成3年から、日本M&Aセンターグループ80社を組織している。㈱帝国データバンク取締役戦略経営本部長の賀島泰雄氏の司会で始まった分林氏の講演テーマは「日本経済とM&A」。ともすれば誤解を受けがちなM&Aについて、わが国におけるその本質が、中小企業を中心に後継者問題に頭を悩ませる各社に、早く、安く、安全にその問題を解決し、企業の存続と発展、企業活動の刷新、雇用の継続を実現させることにあると限られた時間の中でわかりやすくご説明頂いた。 懇親・交流会の司会は、佐藤修日立プラント建設秘書室長。佐藤氏は3回目を迎えたこの会合に「Rits Greaters Society」の名を冠することを提案、満場の拍手で承認された。乾杯のご発声は、この春、JETROの理事から母校立命館へ転職、立命館アジア太平洋大学副学長を務める西田宗丹氏。出席者各位の健康とますますのご活躍、母校立命館と後輩たちへの支援を誓って高らかに杯をかかげた。懇親会では、恒例の「一言挨拶」を行い、瞬く間に時間が過ぎていったが、その締めは、かつて本郷新氏邸から「わだつみ像」を受け取り、立命館大学に運んできた4人の担ぎ手の一人、中外炉工業顧問・三鈴会の牧野尚大先輩。法を知ったものが法を守らない昨今の状況を憂い、法の理念は正義、しかし法の実践は社会悪とたたかう闘争と説いた故末川博名誉総長の精神を発展させ、見識をもち格調ある校友会活動を進めていこうと激を頂いた。約40名が参加した交流会には、向学心に燃える若手校友もそれぞれに仕事を終えて駆けつけ、散会後は、近くの居酒屋で次回以降の計画論議を兼ねて2次会。改めてその多彩な顔ぶれに話題は尽きなかった。首都圏での校友の集いは、今後、茨城県総会(9月23日)、千葉県総会(10月5日)と続き、10月19日には再び同じ「虎ノ門パストラル」で「東京校友大会」が開催される。Ritsの燃える秋は続く。 | |
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