3月14日(土)午後3時から、静岡県富士市の「ホテルグランド富士」で静岡県校友会富嶽会が総会を開催した(参加者26名)。総会の司会は、鈴木敬人副会長(S54法:沼津市役所)。冒頭、大石育三会長(S42経:大石ビジネスコンサルティング)が開会挨拶を行い、続いて来賓が紹介された。大学代表で参加した志垣校友課長は、日頃の母校支援に対する謝辞を述べ、入学志願者数に示される母校立命館への社会的期待、APU校友会の発足に対応したオール立命館校友ネットワークの構築など母校立命館と会活動の近況を報告した。また、野末威八静岡県校友会会長・駿府会会長は、4月25日(日)に予定される「坐魚荘再建記念式典記念静岡県校友大会」への参加を呼びかけ、新たに就任された吉崎敬次浜松会会長からは、県内校友の連帯と協力の輪を広げようと祝辞が述べられた。続いて村上益男幹事(S50文:沼津市役所)を議長に議事を行い、65歳以上の会員の会費を終身とすることができるとする会則の変更、会計報告(市川和央会計幹事:H6産:富士市役所)の承認等の議事を滞りなく進行。今回の中心企画である山田訓史<「清水銀行」>代表取締役専務(S48経:富嶽会)の講演会「最近の金融情勢」に移った。 山田氏は、日頃3%経済と称される静岡県経済のポテンシャルが四国4県を合わせたそれに匹敵し、製造品出荷額当では四国4県合計の2倍、全国の6%を占め、愛知、神奈川に次ぎ、東京、大阪を抜いて全国3位に躍進していること。県内各地でそれぞれにシェアの高い産業がバランス良く育っており、大規模工場の立地(53件、全国1)とそれを支える中小企業の発展を背景にした旺盛な民間活力があること。神奈川県、愛知県と「東名ベルト地帯」とも言うべき地域を構成し、水深が深く大型船舶の高速航海に適した清水港を有する静岡県は東アジア経済で優位な位置をもっていることに確信をもとうと説かれた。また地域金融機関再編の激動期は継続しているが、75年の歴史をもち健全な財務内容をもつ清水銀行は、今後も静岡に根ざし安定した金融業務サービスを提供していきたいと述べられた。このあと全員で写真撮影を行い、大先輩土屋芳久(S34法)の乾杯で懇親会に移った。懇親会のアトラクションは、隣県神奈川県校友会所属の校友演歌歌手千葉山貴公さん(H13文)。専攻の先輩坂本琢弥さん(H11文:沼津市役所)の司会で登場した千葉山さんは、特別参加の神奈川県校友会平林邦康さんの声援を受けながら、「恋しくて、恋しくて、夢に見て」など多彩なナンバーを披露。参加者からは、プロらしくより一層洗練されてきた歌唱にアンコールの声も。この後応援団OB鈴木孝治副会長(S53産:富士市役所)のリードで「グレーター立命」を合唱。再び登場した千葉山さんのリードで校歌を斉唱してお開きとなった。 なお、会場からは立命館宇治高校の選抜高校野球大会出場に対し、1万8千円のカンパを頂戴した。 | |
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