母校立命館では、いま2007年度までの「学園基本計画」の原案が学園を挙げて論議されています。その内容は、これまでの学園創造の到達点に立って、高度職業人養成を重視した大学院の拡充、学部教育における「国際化・情報化」のいっそうの展開、国際的に卓越した研究の推進、そして知の社会的な貢献・文化的発言を重点領域として世界的な評価に耐えうる大学づくりを進めようとの提起です。 このようなとりくみが現実の課題となることが出来たのも、立命館の25万校友が、社会の各分野にあってそれぞれに努力を積み重ね、学園の社会的評価を裏付ける成果をあげつつあるからにほかなりません。 大学の社会的評価の重要なファクターは、卒業生への社会的評価です。立命館大学校友会は、それぞれの校友の皆様のいっそうの活躍を願い、互いに援助し合うと共に、母校立命館の発展、後輩たちの援助のためにその組織的力量の強化を目指す取り組みをさらに急速に展開すべき時期を迎えています。 来年には、APUの後輩達が本格的に校友の仲間に加わって参ります。彼らと共にオール立命館のグローバルネットワークを構築し、私学立命館を大学の社会的使命に存分に応えうる大学として発展させる名誉ある取り組みを進めて参りましょう。 母校立命館大学では、いま学費の重さを受け止め、真摯な学園創造の論議をすすめる全学協論議が行われています。 近年は、卒業生である校友はもとより現役学生の父母の父母教育後援会を通じての学生支援の輪も財政的支援を中心に大きな役割を果たしています。校友各位が各分野で有形・無形に母校と後輩たちへ日々ご支援頂いているその力は、それらとの連携のもとでさらにその大きさを増し、輝きを増していきます。 かつて旧制の時代、母校立命館が「大学昇格」を目指したとき、その大きな壁は校友の強力な支援によって乗り超えられました。 名誉ある歴史をもつ「校友の力」を「第3の大学改革の波」と言われるいま、あらためてさらに大きく顕在化すべき時期を迎えています。 厳しい環境の中でこそその真価が示される立命館の校友達、いま校友が母校の学生、父母、教職員と共に時代を攻勢的に切り開いていくとりくみが各分野で進行しています。 夏季の休暇を前に校友の皆様の日頃のご支援ご協力に深甚からの感謝の意を表するとともに、今後ますますのご活躍を心から祈念して、暑中のお見舞いと致します。 時節柄ご自愛のほど。 立命館大学校友会本部事務局一同 | |
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