今年の21世紀COE拠点プログラムに機械・土木・建築・その他工学分野からさらに1件が採択され、昨年度からの継続分と合わせ全10分野の審査が終了。本学は全分野合計で4件の採択数となり、慶応義塾の12件、早稲田の9件に次ぎ私大3位の評価が確定しました。(以下同志社・日大・近大各2件、青学・中央・法政・東京理科・関学他の計24大学が各1件で私大は合計30校) <今年度採択プログラム名称> 「文化遺産を核とした歴史都市の防災研究拠点」 Center of Excellence for Disaster Mitigation of Urban Cultural Heritage <研究リーダー名と事業推進者数> 村橋正武(理工学研究科総合理工学専攻教授)含め計19名 <関係専攻等> 理工学研究科総合理工学専攻 理工学研究科フロンティア理工学専攻 政策科学研究科政策科学専攻 文学研究科地理学専攻 文学研究科史学専攻 <研究・教育計画の概要> 今回の研究は、21世紀における工学の果たす役割の一つとして、代替性のない文化遺産に着目し、それを中核とする歴史都市を自然災害から保全し、継承するための学理と技術を確立しようとするものである。このため文化遺産が高密度に存在する京都及びその近郊を対象に選び、それらの地域における被災の歴史と復元、想定される自然外力に対する防災技術の確立及び被災予防に関する社会システムの構築を主要なテーマとして、工学、情報学及び人文・社会科学の研究者が強力に連携して研究を進める。 具体的には実態論・現象論、技術論及び計画・政策論的方法に基づき、問題提起-解決案提示-実践システム構築の全過程をパッケージ化した学術体系を構築する。 本拠点における教育研究活動を通して、文化遺産を中核とした歴史都市の保全・継承のための新しい学術体系を構築するとともに、防災技術及び計画・政策論を国内外に発信し、防災研究者・技術者を育成する。 ※なお、今回の結果は、本学の社会科学分野での研究に課題を残した。一方昨年度採択数0の関関同各校は、このために教員・研究員約50人を採用して臨んだ同志社が社会科学と総合(神学)の各分野で2件、関学が社会科学分野で1件の採択結果を示しました。 | |
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