昨年1月31日に腎不全で亡くなった名誉教授畠山直隆先生を偲び、理工学部建設環境系(土木工学科)を中心にする追悼文集刊行事業会(事務局:福本武明教授・早川清教授)が立命館の発展につくされた畠山先生の功績を称え、遺徳を偲ぶ追悼文集を刊行、先生の墓前に捧げました。文集は、川本八郎理事長、田中道七総長顧問ら70数編の追悼文を中心に、その前後に先生の足跡を整理したもの。先生は、大正10年3月24日秋田県に生まれ、京都帝国大学工学部を卒業されて以降、昭和21年の立命館専門学校専任講師に始まり、立命館大学理工学部を定年退職されるまで約40年間を立命館大学理工学部の発展のために捧げられました。この間、理工学部長をはじめ学園内外の公職多数の任務を果たされ、定年後は名誉教授として母校の発展を見守って下さいました。ご専門は振動問題。戦後地盤の振動が問題となり始めた初期から一貫して調査研究にあたられ、公害振動やアースダムの振動などに大きな成果を挙げてこられました。また、昭和25年からの17年間は衣笠寮の舎監として寮生の指導にあたられ、元寮生から父親のように慕われていおられました。平成9年には教育研究功労で勲3等瑞宝章を受章されています。 <お元気な頃の先生を囲んで> | |
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