法学部同窓会は、6月29日(日)午後2時から東京虎ノ門の「虎ノ門パストラル」で総会・記念講演会・懇親会を開催した。はじめて東京で行われる総会・記念講演の司会は竹濱修幹事(法学部教授)。総会では、冒頭羽賀孝会長('51年卒:丸大食品株式会社代表取締役)が開会挨拶。続いて上田寛法学部長(法学部同窓会顧問)が「法学部の現状と展望」として法学部教学の近況を報告した。続いて来賓挨拶に移り、学園を代表して川本八郎理事長(法学部同窓会顧問)、河原四郎立命館大学校友会会長にご挨拶を頂いた。川本理事長は、法学部はその伝統から各学部をリードする自負と自覚をもって躍進すべき学部であると述べ、また河原会長は少子化が進行するなか志願者確保など母校への支援をいっそう強化しなければならないと説かれた。続いて総会議事に移り、濱川事務局長('74年卒:U&F総合法律事務所)から2002年度活動報告また祝迫一事務幹事(法学部事務長)から同決算報告、古田義幸会計監査委員('75年卒:京都司法書士会会長)から同監査報告が行われ、これを承認。引き続き、2003年度活動方針、同予算案を採択して終了した。 このあと記念講演に移り、石井敏弘宇宙開発事業団副理事長('64年卒)が「日本の宇宙開発」と題して講演。宇宙開発事業団は1969年の発足以来3兆6千億円ほどの予算を使ってきており、予算を削減された現在も単年度で1400億円を使用している。しかし、科学技術の進歩で飛躍的な社会貢献を目指すこの開発経費総額はアメリカの宇宙開発経費のわずか一年分でしかなく、宇宙開発事業団はそのなかで経費節減と安全性の確保に務めながら、民間への技術移転を可能とする宇宙技術の開発に努めてきたとわが国の宇宙開発の歴史と現状についてその一端を紹介した。総会は、赤木文生副会長(神戸ブルースカイ法律事務所)の閉会の辞で終了した。 会場を移して懇親会は、吉田美喜夫幹事(法学部教授)、豊田幹子幹事(甲南大学講師)の司会で行われ、高岡完治副会長('62年卒:財団法人あしたの日本を創る協会理事長、元国立公文書館館長)のご発声で高らかに乾杯、懇親に入った。懇親会の中では、山花郁夫氏('89年卒:民主党副幹事長)市田忠義氏('67年卒:日本共産党書記局長)、川端義明氏('75年卒:NHK日本放送協会沖縄放送局長)、西田宗旦APU副学長('65年卒)、また多数ご参加頂いた名誉教授を代表して中井美雄名誉教授からご挨拶を頂き、市川正人法科大学院設置委員会事務局長(法学部教授)からは法科大学院設置申請を完了した旨の報告と法学部校友への有形無形の支援の要請が行われた。 最後は松岡正美名誉教授(元学生担当常務理事)のリードで校歌、また応援団OB木山秀一さん('81年卒)を交え応援歌を斉唱。中村義孝副会長(名誉教授、校友会本部総務委員)のご挨拶で参加者240名に及ぶ大交流懇親会は中締めとなった(本部事務局志垣)。 | |
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