6月27日(金)午後6時30分から、京都四条大宮の「アークホテル京都」において、京都の観光に関わる行政、神社仏閣、料亭、出版社、旅行業関係者などの校友会、立命京都観光の会が「グローバル時代の観光を考える」と題する安斎育郎先生の講演会と年次総会・懇親会を開催した。司会は、関根達嘉氏(京都ホテル)。安斎館長は、今年がテロリズムと戦争の影響、SARS問題、不景気で国際観光業にとって激震の年となっていること、人々はテーマ性をもった安全な旅を求めているとここ2年のご自身の旅を振り返って語り、アメリカ同時テロの際など平和・反戦を求める意見表明さえ許さない異常な事態が進行したことを憂いた。また、産業社会学部のリム・ボン教授が推進する「京都歴史回廊構想」など母校立命館大学関係者が考える観光政策、それにも対応した国際平和ミュージアムのリニューアル計画について説明した。続いて、大阪芸術大学ピアノ専攻ご出身の西村ひかるさんが映画「戦場のピアニスト」にちなみ、ショパン夜想曲第2番作品9、同前奏曲第4番作品28-4、さらにベートーベンのソナタ第2番作品27「月光」第1楽章のミニコンサート。全員で記念撮影を行った後は総会・懇親会に入り、中小路宗孝会長(長岡天満宮)が名神高速長岡京インター整備に関わる乙訓地区の新たな観光政策がまとめられつつあることを報告、続いて志垣陽会本部事務局長・校友課長が観光の会の第11回目の総会が行われるこの日、数時間後にはニューヨーク校友会が設立されようとしていること、またその中心がニューヨークへNGOで派遣されている観光の会会員、賀茂別雷宮(上賀茂神社)の乾光孝さんであることを紹介し、校友活動がグローバル化していることを説明、「観光は平和を創ること」との旅行業に携わる校友の言葉を振り返った。小野昭臣氏(京都第2タワーホテル)による乾杯で懇親に入り、京都の観光と明日を語る宴は深夜に及んだ(参加者44名)。 |
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