6月15日(日)午後5時30分から、JR長崎駅前「ホテルニュー長崎」において、長崎県校友会が年次総会と母校立命館大学から水口憲人教授(前政策科学部長・図書館長)をお招きしての講演会「地方自治を考える」を開催、合わせて校友パネラーによるパネルディスカッション「市町村合併と地方政治」を行った。山口孝司事務局長(S51産:長崎ガードシステム㈱代表取締役)の司会で始まった総会は、一瀬一徳会長(S43法:一瀬司法書士事務所所長)の開会の挨拶、黒川英朗会計担当幹事(H3法:神話銀行)の会計報告、松本幸裕HP担当幹事(S52産:たちばな信用金庫法務課調査役)の県校友会HP開設の紹介と続き、無事終了。続いて会本部から参加の志垣事務局長・校友課長が学園や各地の校友活動を紹介し、前日総会を開催した山形県校友会から「さくらんぼ」が届けけられていることを紹介すると、会場は歓迎の拍手に沸いた。 ここで司会をおなじみの峰下和子さん(フリーアナウンサー)に交代、水口教授の講演に移った。教授は講演のなかで地方自治否定論に相対し、権力集中の抑制、地方と中央の政策の媒介、住民の参加と統治能力などを論じ、地方自治の機能と役割を再整理した後、地方政治の場から中央政府に求める機能を整理し直す程の積極的な姿勢と論議のプロセスが重要であることを説き、引き続き教授をコメンテーターとしてパネルディスカッションに移った。パネルディスカッション全体のコーディネイターは、本田貞勝長崎新聞社論説委員長(S42法:長崎新聞取締役)、市町村合併の論議が全国に先駆けて進み、対馬や壱岐が一つの市になろうとするような長崎県の現状について紹介した後、岩永照男琴海町長(S31経)と小林駿介長崎県会議員(S48経)に発言を促した。岩永町長は、6期に及ぶ実績と周囲の自治体との連携の経験をふまえ、合併の意思決定にも合併後の自治の一体化にも住民意思の把握や議会論議のプロセス、そして論議自体の深まりが重要と説き、小林議員からは、長崎市議の経験をもつ県議として、幅広い視点から将来の展望をもって議論にあたるとの力強い発言があった。 会場を移した懇親会は、佐世保から参加の樋口勉前会長(S32経:樋口製核株式会社代表取締役)のご発声で乾杯。当日同会場で開催されていた父母教育懇談会の大学側出張者(小畑教育研究事業部長、岡本BKC学生部副部長、嶋健久キャリアセンタースタッフ)も参加しての和やかなパーティーとなり、山下有紀子さん(H13産:長崎大学医学部職員)、市原正博さん(S46:県立西陵高校長)、佐々木数幸さん(S63理院:三菱重工業長崎造船所)ら初めての参加者の自己紹介が行われた。さらに池田真樹幹事(H11経:武藤建設)らが準備した大ビンゴ大会に移ると会場の盛り上がりはピークに。最後は、メンネルコール出身の吉原正法さん(S48経:吉原クリーニング)の校歌、山口事務局長の応援歌、郷野正敏さん(労研経営研究所)の寮歌と続き井元章副会長(S34文)の万歳三唱でお開き、二次会は思案橋の夜へと思い切り、深夜まで歌声が響いた(参加者約50名)。 | |
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