12月22日(土)午後1時30分から、校友出井寿典氏(S58文)が支配人を務める「宇都宮東部ホテルグランデ」において、栃木県校友会が年次総会・懇親会を開催した。 高野雅文会長(S34文、名刹「馬頭院」住職)の開会挨拶に引き続き、学校法人立命館評議員会議長でもある、中川祐夫校友会本部副会長が、来賓を代表して、ロースクール設置問題など学園の重点課題を説明の上、母校の発展に対応した校友会づくりを共に進めようと挨拶。続いて、志垣陽校友課長・会事務局長が、学園の今昔や他地域校友会の活動状況について映像で紹介。さらに東京(稲本蕗子)、神奈川(鶴見一男)、千葉(島田元康)、埼玉(太田代志朗、吉田勝男)、茨城(辻清吉)の各校友会代表を代表して、鶴見一男氏がエールを送った。また、予算折衝のさ中、貴重な時間を割いて駆けつけた国井正幸氏(S45文、農林水産大臣政務官、参議院議員)が立命館OBらしい批判的精神で国政改革に取り組んでいると近況を報告。続いて小林睦男幹事長(S56法、宇都宮市会議員)が会務報告・会計報告を行い、滞りなく議事を終了した。この後、古代史研究者である校友、上野修一氏(S54文、宇都宮工業高校教諭)が「遺跡捏造発覚!その波紋」の演題で記念講演。昨年来古代史学会を揺るがし、過去20年間に及ぶ学問的営為の成果を奪ったうえ関連研究者の自殺にまで発展した、前期旧石器時代遺跡の捏造問題について報告を行い、改めてアマチュアリズムの尊重と学会の民主化、文化財行政の前進を訴えた。会場を移した懇親会は、最長老の山下宏夫氏(S23理工)のご発声で高らかに乾杯。校友数が少ない地域ながら、平成年度卒(5名)から旧制卒までバランスよく参加した懇親会は、全員が自己紹介を行い、和やかな語らいのうちに終了した(参加者31名)。 | |
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