2014年10月26日(日)「杜の都駅伝」(第32回全日本大学女子駅伝対抗選手権大会)が開催され、立命館大学女子陸上競技部は、大会史上2校目となる4連覇の偉業を達成した。岡山での全国校友大会の翌日ではあったが、多くの校友が応援し、優勝決定後の『祝勝・懇親パーティ』では、駆けつけてくれた選手、監督、コーチとともに優勝の喜びを分かち合った。
【駅伝応援】
秋晴れとなった仙台市、スタート会場である仙台市陸上競技場には、地元の校友や、陸上競技部OB会の方々など多くの校友が「Rの手旗」を持ってスタンドに陣取り、12時10分のスタートを待った。
第1区の大森菜月選手は、スタート直後から先頭をキープし、そのまま競技場を出た。それを見届け、それぞれ、思い思いの応援ポイントに向かった。次の応援ポイントの第1・2中継所がある仙台育英学園の前では、大森選手が1位でたすきを繋ぎ、続く1回生の太田琴菜選手の区間新記録の走りで大きく2位以下を引き離し、第3区の園田聖子選手、第4区の菅野七虹選手(区間新記録)へとたすきが渡った。第5区中間地点である青葉通付近で応援していた一同は、津田真衣選手がトップで走ってくるのを待ち受け、手旗を振りながら、一段と大きな声で声援を送った。レースの終盤は、ゴール地点近くのオーロラビジョンの放送を見ながら、応援をした。優勝がほぼ確実となり、多くの校友がゴール前に移動し、アンカーの菊池文茄主将を待ち構えた。ゴールでは、女子陸上競技部員の声援が響く中、アンカーの菊池主将が「4連覇」のサインを送りながら、出迎えの選手の輪の中に飛び込んでいった。
それを見届けた校友や関係者は、優勝の喜びに浸りながら、祝勝・懇親パーティ会場のKKRホテル仙台へと向かった。
【祝勝・懇親パーティ】
祝勝・懇親パーティは、宮城県校友会の阿部直宮城県校友会幹事長('62理工)が進行役を務め、まず、下村泰雄宮城県校友会会長('61法)の挨拶があり、東日本大震災が起こった4年前にこの杜の都駅伝で「優勝」という大きな励ましをいただいたことに触れ、震災の復興や校友への大きな激励となる選手の活躍に対する感謝の気持ちを、述べられた。
続いて國廣敏文学生担当常務理事、田中康雄社会連携部担当部長の挨拶があり、その後、菊池宏岩手県校友会長('65文)が乾杯の発声をされた。また、参加していた東北各県校友会の出席者を代表して、水木洋青森県校友会長('73法)と富田良夫福島県校友会前会長 ('67法)より本日の駅伝優勝の喜びをこめた挨拶が行われた。
しばらくの懇談の後、優勝セレモニーを終えて参加してくれた選手を全員の大きな拍手で迎えた。壇上に上がった監督、選手一人ひとりが応援に対する謝辞と今後の抱負や決意を力強く述べた。続いて、陸上競技部総監督の芝田徳造先生より「うちの孫娘はよう走った」と心温まるご挨拶があった。
その後、各テーブルでは、選手と校友が交流を深め、校友からの「沿道からの声援はきこえましたか?」との問いに「沿道での立命ガンバレ!の声援がすごく励ましになりました」と選手から返答があり、会場は大いに盛り上がっていった。いよいよ祝勝・懇親パーティも終盤となったところで十倉みゆきコーチが登場し、「大変な時期もあったが、チーム力で優勝することができた。今後とも校友の皆様のご声援をお願いしたい」との挨拶があり、十倉コーチへの感謝を込めた大きな拍手が沸き起こった。
祝勝パーティも佳境となり、校歌・応援歌を八太洸樹応援団長の力強いリードにより全員が肩を組んでの大合唱となった。最後に選手を拍手で見送り、来年の祝勝・懇親パーティの開催を誓いながら、お開きとなった。