7月20日(日)14時より、京都タワーホテル「八閣の間」において、「立命化友会 第2回総会」が開催された。同窓会創立30周年記念祝賀会が同時開催されることもあり、前回の3倍を越える233名の校友・来賓が参加した。
「総会」は、花﨑知則氏('94・院理工)の司会で開会され、冒頭全員で物故会員への黙とうの後、北尾舒彦会長('64・理工)より、「化学科の同窓会から応化会、化友会と発展し、本年度より薬学部の卒業生も迎え、新たな化友会として踏み出した。本日第2回化友会総会と同窓会創立30周年記念祝賀会を開催することになり、多くの校友の皆さんとこの30年の歴史を振り返り、新たな発展の日としたい」との挨拶があった。
続いて、会長を議長として議事が進められ、薬学部卒業生を会員とする会則変更、2013年度事業及び決算報告、2014年度事業計画および予算に関する説明・報告があり、承認された。次に、役員選出に関して、経過報告があり、会長として白井総氏('81・理工)が新会長に満場一致で承認された。また、併せて副会長の留任、監事として前川昭氏('79・院工修)、松尾安藏氏('80・理工)、新顧問として北尾(前)会長を選任することが承認され、総会は幕を閉じた。
このあと、講演会までの時間を使って、田中康雄立命館大学社会連携部担当部長より校友会と大学が一体となって進めている「校友会未来人財育成基金」についての支援のお願いと、奥野年秀氏('62・理工)より「温泉研究会」について楽しい紹介と研究会参加の勧誘が行われた。
「講演会」は、谷口吉弘平安女学院中学校・高等学校校長・立命館大学名誉教授より「私の中の立命館-これまでとこれから」と題して講演された。谷口先生は、これまで立命館の教育・行政に深く関わってきた経験を通して、立命館の歴史ととりわけ理工学部がBKCに展開するに至った経緯などに触れつつ、これからの立命館の進むべき方向性について語られた。また、同窓会についても講座制では無い本学で先生がいなくなると行き場がなくなることを憂慮して「化学科卒業生懇談会・懇親会」(1982年3月)を立ち上げた、など、当時のエピソードも交えて、同窓会発展の歴史についても触れられた。現場を知り尽くした谷口先生ならでは内容に参加者から大きな拍手が送られた。
続いて会場を「飛雲の間」に移し、創立30周年記念祝賀会が開催され、田口肇氏('89・院理工)、山本貴代氏('09・理工)のお二人の司会で進行した。
まず、白井新会長から「会長が若返ることになったが、是非これまでの先輩方が築きあげてきた歴史を大切にしながら、薬学部の卒業生も参加いただき、皆さまのご協力のもと発展させていきたい」と抱負を交えて挨拶をされた。続いて、岸要氏('52・理工)による乾杯のご発声により、開宴した。祝賀会では「おたのしみ抽選会」も行われ、あたりはずれを全員で大いに楽しんだ。200名を超える参加者が、年代を超えて、昔を懐かしみ、これからの大学についても語り合う光景がテーブルのあちらこちらで見られた。最後に、全員で校歌を斉唱し、再会を誓い合いお開きとなった。