2月1日(土)姫路市の総社会館にて、姫路立命会の総会「第27回立命館大学校友の集い(姫路)」が開催され、来賓を含め約60名が参加した。
また、当日は2013年5月23日に姫路市と立命館大学で締結された「姫路市と立命館大学との連携協力に関する協定」による事業官学共同シンポジウムが第1部として姫路立命会の協力のもと開催された。
阪神・淡路大震災から19年目、東日本大震災から3年目を迎える中、展開された第1部のパネルディスカッションでは、「大災害時に私たちにできること」をテーマに、立命館大学共通教育推進機構サービスラーニングセンター准教授の桑名恵先生により進行された。災害ボランティア経験学生の岩井仁志さん、出雲恵里加さんと校友の中野美穂さん('11産社)、そして仕事として災害対策に取り組む姫路市危機管理担当理事の岡村卓治さん('78理工)が、学生、社会人、職業、それぞれの立場で災害と向きあう中で、体験したことや得たことが語られ、参加した校友・一般市民は聞き入っていた。
桑名先生からは、学生の活動について、コミュニティ支援を通して『無関心を他人事に、他人事を自分事に』するよう奮励している様子が伝えられ、また、学生からは、ボランティアとは「してあげるではなく、一緒に活動させてもらうことである」、「活動に関わる人の『リンク』を『リング』にしていきたい」といったコメントがあわせて述べられた。なお、翌日の神戸新聞朝刊の姫路版には、このシンポジウムの様子が掲載された。
第2部の総会では、参加者全員での校歌斉唱、中塚孝繼会長からの挨拶の後、来賓の石見利勝姫路市長、兵庫県校友会の水田宗人会長('71産社)から祝辞が述べられた。また、校友・父母課の舩尾優一課員からは挨拶において、大学・校友会の近況が報告された。加えて、会の活動報告ではHPにおける役員の自己紹介ページの設置など、全国の校友活動の中でも先進的な取り組みが紹介された。
第3部の懇親会では、尾上誠一顧問('58経済)の挨拶の後、井上泊巳顧問('54法)の乾杯の発声により開宴となった。各テーブルを中心に懇親を深める中、ダンス披露やビンゴゲーム、各班代表対決形式のイラストクイズや恒例となっている「駅そば早食い競争」などが行なわれ、多彩なアトラクションの数々に会は大いに盛り上がり、初参加の校友も笑顔を見せていた。会も終盤に差し掛かる頃、参加者全員が肩を組んでの応援歌の斉唱、石堂大輔さん('99法)による万歳三唱、そして北村恒男副会長('69法)による閉会の辞により、会は中締めとなった。