11月23日(土)14時から、JR大阪駅近くの貸会議室(ユーズ・ツー)において、リコネクト関西女子会による講演会企画が行われた。これまでも3回の交流企画が行われ、好評を博してきたが、今回はその発展形である講演会企画が開催された。この講演会は、若手女性校友が今後のライフプランを考えるために、身近なロールモデルとなる社会で活躍する立命館の先輩校友の経験談を聞き、意見交換を行うことで、これからの人生をより豊かにすることを目的としている。そのため、社会で様々な形で活躍されつつ、結婚や育児も経験され、関西さくら会の代表も務めるなど校友会活動にも積極的な中田真理子氏が講師として招かれた。当日は、遠くは東京や愛知からの参加者を含め、32名の20~30代の女性の参加があった。
講演会は、まず、中田真理子氏がこれまで歩んでこられた人生を振り返る形で展開され、現在よりも女性が社会で活躍することが難しかった時代に経験された就職活動や社会にでてからの苦労などが語られ、参加者は真剣な眼差しで講演に聞き入っていた。その後も、女性が結婚し、出産・育児をする際に社会から切り離される孤独感、そこから社会復帰することの難しさなど、実体験やこれまでのキャリアにおいて得てきた経験談による実例を用いたリアルな話が展開された。中田氏のソフトでユーモアを交えた語り口で伝えられる、様々な課題に直面した際に乗り越えた際の心構えやノウハウを参加者が熱心にメモする姿が目立った。
その後の意見交換や質疑応答の時間では、多数の質問や意見が出されたが、中田氏が成功体験よりも、むしろ女性がライフプランの中で上手く行かなかった事例や困難に向き合った事例を紹介したことで、若手校友は自らの現在の立場と比較して、今後いかに人生を歩むべきかを考える上で大変参考になったという声が多数あった。
また、講演会終了後は、質疑応答の時間だけでは十分に質問できなかった参加者が中田氏の前に長蛇の列をつくり、講演会終了後も、中田氏と参加校友によるライフプランに関する意見交換は続いていた。
なお、立命館大学校友会事務局からは舩尾優一課員が出席した。