第14回 関東立電会 報告
第14回 関東立電会(関東在住・電気科OB会)を、
10月5日(土)10:30より、東京キャンパスにて開催致しました。
出席者は18名でした。
最初に学園の近況報告を電気電子工学科の高山茂教授('84年卒)から頂きました。
①2015年、「大阪いばらきキャンパス」開校に当っての準備は着々と
進行している、
②小冊子「立命館理工の力」を使用して電気電子工学科の現状説明、
(研究室21の内、母校出身者は5名(23%)と低い)、
③昨夏開催された「立命電友会」・創立20周年記念祝賀会出席の御礼と
行事報告(黒字化達成)、
④「理工学部BKC移転20周年記念事業募金」に対する協力要請、等。
次いで、立命電友会・瀬見英利会長('69年卒)からお話を頂きました。
①「BKC移転20周年記念事業募金」への協力要請、
②「立命電友会の会計」を分野別に明確化し、より一層の会計健全化を図って
行きたい、
旨の抱負。
その後、昨年春の叙勲で「瑞宝小綬賞」を受章されました、元・国鉄、前・日立製作所、現・砂崎製作所・顧問であられる関東立電会・川添雄司会長('56年卒)から、
「実用面の目的や機能からアプローチする技術」の事例として、鉄道運営の立場から電気車技術について、
『輸送機能からの「鉄道電気車技術」』と題して、「要点メモ」をご配布頂き、ご講演を頂きました。
①鉄道の輸送機能:高い動力効率で編成列車での大量輸送、安定な高密度・
高速輸送、安全性・信頼性の確保。
②電気車技術:1)牽引性能と動力特性、2)設備系とのインターフェイス、
3)各種要素を統合的に複合化して、電気車機能・構造決定の
役割と責任。
③列車の動力:列車抵抗中の重要項の一つである、「勾配抵抗」に配慮し、
引張力やブレーキ力(車輪・レール間の「粘着力」)を設定。
④我国技術力の問題点:概して、「企業内完結型製品の技術力」は強いが、
多企業製品の複合体で実用機能を完結させる「現実
主義的な統合化の技術力」は弱い。
従って、この技術力の一層の強化が必要。
以上、国鉄という運営側での電車・電気機関車開発・設計の意義や、韓国・米国・中国・インドネシア国の海外技術協力などの体験と、それ等に基づく一般的な技術論展開があり、全員熱心に聞き入りました。
その後、同じサピアタワー内に在るイタリアン・ レストランで懇親会を実施致しました。
立命電友会・荒木敞 元会長('59年卒)の乾杯の音頭で懇親会は始まり、
各自の自己紹介や近況報告、等で懇親を深める事が出来ました。
そして、全員による校歌斉唱でもってお開きとなりました。
同じ校友で電気卒の気楽さが有り、お互い楽しい一時を過ごす事が出来、感謝でした。
東京キャンパスからは、塩田邦成所長が出席した。