6月29日(土)16時からの香川県高松市内のホテルパールガーデンで開催された香川県校友会総会に先立ち、同ホテルにおいて、14時から香川県校友会主催の「就職情報会議」が実施された。「就職情報会議」は、昨年から香川県校友会が現役学生やその父母を対象として開催している就職支援企画であり、今年は参加の現役学生・父母・校友の数が共に増え、35名での開催となった。日本各地でUターン就職の重要性が認識される中、そのことが参加人数としてもあらわれる結果となった。
同会議は、まず、穴吹学事務局長('71経営)より挨拶があり、「就職情報会議」の趣旨の説明や開催にあたっての想い、また、香川県校友会総会・懇親会の案内が行われた後、真鍋佳樹事務局次長('88経営)の司会により進行された。
参加校友や校友会事務局の舩尾優一課員による自己紹介が行われた後、父母や現役学生からの就職に関する質問に校友が自らの経験をもとに答える形式で会議は展開されていった。質問に答える校友側の席は、香川県内屈指の人気の就職先である業界・勤務先に勤める校友がずらりと並ぶ豪華な顔ぶれとなった(香川県庁[清野達也さん('10理工)、中山史朗さん('10法)、北川陽一さん('12理工)]、高松市役所[山内直英さん('11経済)、宮脇万友さん('13理工)]、四国電力[藤田雅和さん('99経済)]、中国銀行[高藤淳さん('12経営)]、百四銀行[高島幸弘さん('74経済)]、教員[樫原秀樹さん('79経営)])。
開始前はやや緊張した面持ちであった父母や現役の学生の表情も、眞鍋事務局次長のユーモアを交えつつ、話を広げ、多様な事例を引き出す巧みな話術も手伝って、会場は自然と和やかな雰囲気に包まれていった。
父母や現役学生からは、就職活動にあたって重要なポイントやノウハウ、就職(公務員)試験への対応策、大学のエクステンション講座の活用策、早期化している就職活動の適切な開始時期、学生時代の有意義な過ごし方、地元(香川県)で働こうと思った背景や想い、大学院と就職活動の関係性、効率的な時間の過ごし方、実際の仕事内容・やりがいといった幅広いテーマから質問が次々と行なわれた。
昨今の厳しい経済状況の中で内定を獲得した若い世代から様々な社会人経験を積んだ世代まで、多様な背景を有する校友が参加したことにより、どの質問に対しても校友から実体験を踏まえた上での説得力のある回答が行なわれていた。
就職活動におけるアピールポイントにもなる「人間力」を身につけることの重要性や、地元である香川県をより魅力ある場所にしたいという想いが就職活動のモチベーションとなった話など、校友からの丁寧かつ具体的なアドバイスや意見に父母や現役学生は真剣な眼差しで聞き入りつつ、メモにペンを走らせていた。全ての参加者が質問を終えたところで、同会議は終了時刻となり、いったんお開きとなったが、会場では終了後も参加した校友に父母・現役学生が質問を行なっている姿が目立った。
参加した父母・現役学生からは、「実のある内容で、非常に参考になった」「次回は(ご子息である)本人も出席させ、生の話を聞かせたい」「あまり帰省しないが、今回はこの企画のために戻ってきて良かった」といった声が寄せられ、今年も参加者の感想は大変好評であった。
香川県校友会では来年以降もこのような未来の校友である後輩支援事業を行い、「立命館」でつながるネットワークを拡大させていくことを目指している。
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