6月1日(土)16時より、JR京都駅のホテルグランヴィア京都「古今の間」において、立命館大学ウリ同窓会「第45回定期総会」が開催され、約60名の校友、来賓、現役学生が参加した。
第一部の記念講演では、開演の辞の後、京都大学大学院人間・環境学研究科の小倉紀蔵教授を講師に迎え、「朝鮮半島とは何か」をテーマとした記念講演が行われた。第二部の定期総会においては、開会の辞、物故同窓への黙祷、主催者挨拶と続いた後、2012年度事業・会計報告と相談役・顧問・役員の紹介と承認が行われ、閉会の辞によって締めくくられた。
第三部懇親会からは、大学・校友会代表並びに校友会事務局が合流し、全員で記念写真の撮影を行った。続いて、会場を移した後で、華麗なフルートの演奏が行なわれ、参加者はピアノの伴奏と共に音楽を堪能した。
開会の辞を経て、申俊雨会長('69経営)による主催者挨拶があり、「これからも後輩・母校の発展に寄与すると共に、校友同士の親睦を深めていきたい。今日はぜひ心ゆくまで楽しんでほしい」とメッセージを送った。来賓挨拶では本郷真紹総長特別補佐より、大学の近況としてキャンパスアジア・プログラム等が紹介され、その中で「立命館がアジアの国同士が手を取り合いながら発展するための力になりたい」と語った。続いて、西村隆校友会副会長が挨拶に立ち、当日承認された会長人事を含めた校友会の近況が紹介されると共に、「校友会未来人財育成基金」への協力のお願いが行なわれた。京都大学コリア同窓会の裵薫会長、同志社コリア同窓会の崔龍漢会長からもそれぞれ活動紹介と挨拶が行われた後、金相久さんの乾杯のご発声をもって開宴となった。
懇親会中には、田中康雄校友会本部事務局長から校友会の取り組みに関する紹介等が行われたが、今回は参加者同士の交流の時間をできるだけ長く確保するために、あえてアトラクションは行われなかった。そのことも手伝って、世代別にグループ分けされた各テーブルでは、自然と会話が弾み、時間が経つにつれて懇親が深まっていった。また、今回、先輩校友の配慮により、総会への初参加者を無料とした効果も相まって、若い世代の校友や女性校友、現役の学生の姿も目立っていた。加えて、3世代にわたる校友の家族での参加もあるなど、会場は終始和やかな雰囲気に包まれていた。世代を超えた楽しい交流の時間は瞬く間に過ぎ、最後は金信鏞さんよる閉会の辞により、会はお開きとなった。