国際テロに始まり、戦争へと発展するなか、多くの犠牲者が生まれています。正義と不正義を機械的に論じることが適切ではないということもより明確になってきています。今ほど不戦の意思を重ね合うことが重要となっている時はありません。 立命館大学国際平和ミュージアムでは、アジア・太平洋戦争が開始されて60年目となる今年、12月4日(火)から8日(土)まで「平和への遺書展-戦没青年達と共に生きる-」を開催しました。 学徒兵や農民兵士が残した書簡、遺稿などを展示し、あらためて戦争が奪い去った人間の生命に思いをはせ、二度と繰り返してならない戦争体験を心に刻む企画です(入場無料)。 12月7日(金)12時20分からは、長田総長ご臨席のもと、第48回不戦の集い実行委員会(学友会、院生連合協議会、教職員組合、生協、生協労組)の主催で、手塚治虫氏の「火の鳥」が見守るなか、今年も「わだつみ像前集会」が開催されました。 今年の「不戦の集い」の全体テーマは、「世代から世代へつなげよう平和の思い」です。学生達は、戦争体験者の話を生で聞ける最後の世代という自覚をもって、テロ情勢を見つめています。 12月8日(土)午後4時からは、以学館2号ホールで、講師に田英夫氏(元ニュースキャスター・前参議院議員)と岩井忠熊氏(本学名誉教授)を招いて、国際平和ミュージアム館長の安斎育郎教授のコーディネートによるシンポジウム、そして憲法学者の浦部法穂氏(神戸大学副学長)による講演会が以学館2号ホールで開催されました。 | |
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