1月20日(日)、福岡県北九州市内で、新春の風物詩「第24回選抜女子駅伝北九州大会」が開催され、同大会に連続出場している立命館宇治高校が、社会人や大学生を抑えて大会史上初の総合優勝を果たした。同校の優勝は、高校の部では3年連続6回目。今大会では、一般の部を上回る大会新記録を打ち立てた。
同大会にあたって、北九州校友会では、将来の校友となる立命館宇治高校生への応援を恒例行事として毎年実施している。今年も大会前日には応援の最終打ち合わせを含めた新年会が開かれ、北九州校友会会員のみならず近隣の九州各県からも校友が参加し、21名が交流を深めるとともに翌日に向けて士気を高めた。さらに会の途中、立命館宇治高校の選手や顧問が挨拶に駆けつけたことで、会は一層盛り上がった。
大会当日、おだやかな日差しの下、校友やその家族を含んだ総勢20名が集まり、グループに分かれて応援体制を整えた。スタート・ゴール地点や3区、5区など各ポイントの沿道には『立命館大学校友会』の幟(のぼり)が並び、校友のみならず近くで見学していた市民の方もチアースティックを手に立命館の応援に参加し、にぎやかに声援を送った。レース応援中は、幟を見かけて声をかけてくる校友の父母やOBなど、京都から遠く離れた北九州の地でも立命館が広く親しまれていることを感じられる出会いが町のあちこちで多々見かけられた。
レースでは、2区の青木奈波選手がトップに立ち、3区の菅野七虹選手、4区の廣田麻衣選手が一般を上回るタイムで後続との差を広げた。最後にたすきを託されたアンカーの片田桃華選手が2位と30秒以上の差をつけて1時間45分52秒でゴールテープを切り、前大会で誓った「総合優勝」の夢をみごとに現実のものとした。
メディアによる優勝インタビューを終えた後、立命館宇治高校の選手、監督、コーチ、顧問、そして父母が集まり、北九州校友会から寄せられた力強い声援への感謝の気持ちを伝える挨拶があった。主将の菅野七虹選手は「沿道から名前を呼んでの声援が絶えず、勝利への追い風になりました。今大会では新記録を出せたことで、皆さんの温かい応援への感謝の気持ちを表せたと思います」と話し、再び初心に戻ってさらに練習に励んでいくことを誓った。これに対して校友や、集まった市民の方々から「おめでとう!」の言葉とともに大きな拍手が送られた。