-第39回立命館大学英米文学20120923同窓会―まとめ報告
2012年9月23日午後第39回立命館大学英米文学同窓会が「レストラン菊水」で盛大に開催された。昨年の参加者極小の同窓会の現実から、その当日河岸を変えての次年度対策を検討し、その後役員一同数十時間をかけて、同窓会廃止から、また校友会への存続策の相談、役員改選と新体制樹立まで様々に方策を考え、同窓会刷新で今年度の同窓会の開催となった。
同窓会刷新策は、主として4点、
その1、役員の改選(若年層の参加のため、英米文学教室との連携)
その2、26号まで発行している同窓会会報・立命なかまの一層の充実、
その3、英米文学に学び、今を語る「ミニレクチャー」の実施、
その4、アンケート「私の好きな英語の歌」ほか、を実施した。
その1は、会長 佐藤渉立命館大学准教授、会計 中村智恵子さんを選出し、この1年かけて、現役役員と連合して新体制を創り出すことにした。その2は、この1年間の取り組みをつぶさに報告し、会報の充実を図った。その3は、同窓生の年代とを分野を考慮しながら、4名の講師の方々に夫々の卒業後の生きざま、体験と抱負を語っていただいた。今年度の同窓会の目玉となり、参加者に大きな感動を与えた。そしてその4は、同じ英米文学の教室で学び、同世代の仲間が見つめ感じた共通の歌が当日会場のBGMで流された。
同じくアンケートで会費納入の方法を問合せた結果、約95%が送金手数料の送金者負担はやむなしと回答したことにより、約95%が同窓会存続を期待していると確信した。
また、大多数の文学部卒業生が関心のある「文学部改変」について、新会長が、その概要を分かりやすく「8つの学域・18専攻制」を解説された。校友会報「りつめい」250号にも「新生 文学部」として特集している。
参加者は、自己紹介と共に最近の実践を語り、歌い、同窓の息吹を交流した。
今年の特色として行なった「ミニレクチャー」は参加者の皆さんには大いに好評であった。
(1) 石山俊治さん(昭和35年卒・奈良県)
「ビジネスと英語」
:外国との商取引を通して英語力の重要性、
一流企業のトップは製品+優れた言語が要求される。
(2) 岡田則男さん(昭和46年卒・東京都)
「私の英語体験―ニュースライターとして」
:NHKの現役のニュースライター、中学英語の基礎力、日本語表現能
力、発信力が必要。
(3) 岩本憲之さん(昭和51年卒・愛知県)
「英語教育現場からの報告」
:私立学校の様子、自主教材、"Ihave a dream."、
映画でエイゴ、Peace Message等の実践報告。
(4) 和田礼乃さん(昭和63年卒・三重県)
「台風水害から学んだこと」
:教育現場が水害で水没し、被災現場の状況、東日本被災地と連携し
相互に励まし合う連帯の力。
一人15分のレクチャーだったが、受け取る感動は深く、大きな反響があった。ここに正確に書き表わすことは不可能なので、改めて、要約レポートを作りたいと思う。
昨年の反省に立ち、改善策を実行し参加者(33名)倍増のこの実績は、今後の同窓会改革の1ページとなろう。
(写真は大正初期に建築された「レストラン菊水3F」での参加者の集合写真)
20120928 副会長 中村和歳(文責)