7月29日(日)午後2時から、JR横浜駅前の崎陽軒本店に於いて、神奈川県校友会創立30周年記念「校友の集い」が、立命館学園・各校友会からの来賓を含め100名を超える参加者で開催された。
第1部講演会は、『百年たっても後悔しない仕事のやり方』と題して、ライフネット生命保険株式会社代表取締役社長の出口冶明氏の講演が行われた。独立系生保会社ネットライフを創業され、学生時代を京都で過ごされたという、講師紹介があり、講演が始まった。出口氏の講演では、「この世界をどのようなものとして理解し、どこを変えたいと思い、自分はその中でどの部分を担うのか、という視点の提示があり、その上でタテ(歴史)・ヨコ(世界、地域)思考の重要性、数字・ファクト・ロジックのみで考える。」ことの重要性を提示され、これまでの経験や世界の現状を交えながら、特に現役世代には、示唆に富んだ講演をされ、参加者も講演にひきこまれていた。終了後の質疑時間では予定した時間をすぎても質問が続いた。
第2部総会は、岡田直之氏(1987年産社)の司会により進められ、開会の辞、物故者黙祷、に続いて、本日の出席者について、①年代別、②学部別、③広小路、衣笠、現代という過ごしたキャンパス別という3つの視点からの分析されたが、立命館大学の縮図であるという分析結果が示された。その後、混声合唱団メディックスOB・OGのリードによる校歌斉唱、そして、川口清史立命館総長、林幸雄校友会副会長(1973年産社)、近隣都県校友会代表者の来賓紹介があった。
続く議事では、宮本晃三副会長(1969年理工)を議長に選出し、2011年度活動報告・会計報告・監査報告、2012年度活動計画・予算案の報告・提案があり、総会の承認を受けた。
続いて川口総長は、神奈川県校友会創立30周年の祝辞・学生の諸活動への支援に感謝を述べ、R2020計画に基づいて、大阪茨木新キャンパス、日中韓3カ国によるキャンパスアジアなどの取組、学園の状況・改革方向について紹介された。最後に、現在開催中のロンドンオリンピックへ出場する校友・現役学生への応援をお願いしたいと述べ、挨拶を締めくくった。
次に、校友会本部の林副会長が、自身が京都で下宿していたときの世相に触れながら、立命館という大学に学んだことを共有する校友のネットワークのすばらしさに触れ、未来人材育成基金、東日本大震災復興への支援に対する協力を訴えた。最後は、参加者全員での集合写真の撮影となった。
第3部懇親会は、会場を移し、ウェルカムドリンクを受け取り、年代ごとに指定されたテーブルに向かった。
懇親会は、上田倫之氏(2008年経済)の司会で開始され、初代幹事長を勤められた齋藤壽弥氏(1952年経済)の乾杯のご発声で始まった。その後ステージでは、混声合唱団メディックスの合唱が披露された。続いて来賓の石橋博群馬県校友会会長(1974年産社)、名主川久仁立命館アジア太平洋大学校友会事務局長、田中康雄校友会事務局長が挨拶に立ち、それぞれの近況や神奈川校友会への祝辞を述べた。次に、初参加の校友をはじめとする若手校友5名の紹介があり、各自の抱負が述べられた。
その後ゲーム等がおこなわれ、会場は盛り上がった。ひとしきりゲームに興じたあと、小野守通新潟県校友会会長から10月6日に開催される「オール立命館校友大会in新潟」へのお誘いがあり、茶道研究部、ラグビー部、ボート部のOBから、鎌倉の建長寺で行われる茶道研究部の夏季遠征茶会など、現役学生の活動が紹介された。
最後は、応援団OBでもある木山秀一茨城県校友会幹事長(1981年法)の立命健児の歌の前口上に続き、応援歌の斉唱となり、グレーター立命が会場に響き渡った。
今回は、本部事務局から、田中事務局長、渡部校友・父母課課員が参加した。
また、今回の集いの様子は、神奈川県校友会のホームページでも紹介されています。