中村史朗事務局次長(H8/1996法)との山口市政番組での共演がきっかけで、今回司会を担当することになったフリーアナウンサー萬治香月さんの進行のもと、物故者への黙祷ののち登壇した清弘和毅会長(S42/1967経済)は、「本会は設立以後およそ半世紀の歴史をもつが、この間、若手や女性の参加者を迎え活動のレベルが一段と引き上げられた。会が成長基調にあることが本当に嬉しい。今後も日常活動などを充実させ、参加しやすい校友会作りを進めていきたい。皆さんにも周りの校友の皆さんに声掛けいただいて、立命館ネットワークをさらに拡げていこう」と述べ開会挨拶とした。
次いで、校友会本部会議等をきっかけに県校友会同士の交流がうまれ、今回は清弘会長以下同県校友会事務局メンバーの強い要請により臨席した福元寅典本部副会長・鹿児島県校友会長が来賓祝辞を行った。福元副会長は、清弘会長より「校友会活動にも現代の薩長同盟を!」との熱烈なラブコールがあったことを披露しつつ、全編「薩摩弁」で挨拶。校友会活動が果たす社会的な役割や、参加者が多層化することにより創出される活動の深まりについて、同会に対する大きなエールも含めて熱い挨拶を行い、参加者一同より盛大な拍手が送られた。その後、大田正之事務局長(S55/1980経)により事業報告等が行われ、提出された議案・予算等は全て承認された。
続いては懇親会。株式会社山口フィナンシャルグループ(YMFG)専務取締役で、このたび傘下の株式会社北九州銀行取締役頭取に就任した加藤敏雄さん(S46/1971経営)が登壇。YMFGでは、地域との協調・連携を基軸に業務を進めており、グループ全体で百数十名を数える校友についても、積極的に校友会での役割を果たしていきたいと挨拶し、万雷の拍手のもと力強く乾杯発声を行った。
年代が近いまたは女性同士で構成された円卓では、懇親が始まってからすぐ、堰を切ったように活発な交流が始まる。同日は平成卒14名、女性5名が参加。本部事務局より参加の野村慶人校友・父母課員の学園近況報告、宇部・小野田校友会ならびに周南地区校友会の来賓祝辞に続いては、お待ちかねのくじ引き大会が催された。司会の萬治さんに加えて、石津美穂さん(H18/2006文:山口市役所勤務)、丹下友紀子さん(H21/2009産社:毎日新聞周南支局勤務)が進行役にたち、明るく清清しい雰囲気のもとゲームが行われた。
瞬く間に時間が過ぎて、中締め前のお約束行事については、立命館学生スポーツの応援が何よりの楽しみと語る金子勲さん(S40/1965法)が登壇し、秀麗かつ温かみをもつ声色にて校歌/応援歌をリードし、参加者は会場一杯に一円となって大合唱。同日下関市から参加の林哲也さん(S45/1970産社:山口県議会議員)が中締めの挨拶・一本締めにより終宴となった。
と、その瞬間、福元副会長が背広の上着を放り投げステージに走りより、「現役時代ESSで仕込んだものではありますが、山口のみなさんにエールを送りたい」と述べ、参加者から大きな歓声が沸き起こるなか、『フレーフレー山口』『フレーフレー立命館』と声を発し、参加者一同、大きな声と手拍子であわせ、興奮冷めやらぬ中お開きとなった。