5月15日(日)16時より、奈良市のホテル日航奈良(飛天の間)において、立命館大学奈良県北部校友会(立命若草会)平成23年度総会が開催され、校友、来賓、校友関係賛助出演者などあわせて130名近くが参加した。
寺田惇事務局長(S42法)・猪奥美里参与(H18院国関:奈良県議会議員)の司会で開始された第一部総会は、西田晴彦副会長(S38経)による開会宣言、同校友会物故者ならびに東日本大震災犠牲者への黙祷を経て、岩井將会長(S37法)が挨拶に立ち、最年長参加者の平松俊男さん(S20文)を紹介しつつ、「総会は、立命館に学んだ校友同士が世代を超えて一堂に会し、学生時代の記憶や経験を語らいつつ、母校の現在を知り、未来に対して共に思いを馳せ応援する場である。ぜひ大いに楽しんでいただきたい」と参加校友に対して呼び掛けた。
続いて来賓挨拶を兼ねて、立命館総合企画室長・立命館大学理工学部の建山和由教授が登壇し『立命館学園ビジョンと中期計画 R2020』と題して講演を行った。建山教授は自らの専門である土木工学・建設施工学にひきつけて、社会資本整備における一律管理から個別評価への遷移、教育現場との連関、社会的なトレンドを紹介したうえで、立命館の学園ビジョン「Creating a Future Beyond Borders 自分を越える,未来をつくる」の具体的な課題展開や大阪茨木キャンパス構想について紹介し、参加校友は熱心に耳を傾けていた。
その後、総会議事、縄本敏校友会本部事務局長による学園・校友会近況報告を経て、藤岡正常任幹事(S45営)が代表を務める「マンドリンアンサンブル まほろば」とチェロ奏者高田能人常任幹事(S47法)、女声コーラス「合唱団やまぶき」の三者共演が行われ、どこか東洋的な叙情が漂うトレモロの響きとともに「江のテーマ」「また君に恋してる」などが演奏され好評を博した後は、全員での記念撮影により第一部を終了した。(記念写真は終宴までに現像され、参加者全員に配布された。)
第二部は、高田常任幹事の指揮による校歌斉唱からスタート。参加者が無理なく歌唱できるよう、高田氏が標準より2度半調性を下げた特製オケにより、全員が朗々と校歌を歌いあげた後は、岩井宏實参与(S33文院:元帝塚山大学長)の開会宣言、福井重忠副会長(S43法:奈良市副市長)の乾杯発声により開宴。
会場全体で賑やかに、かつ親密な交流・懇親が展開されるなか、校友関係の賛助出演として芝山真知子さん(Vo)および坂田敦子さん(P)の特別デュオによる万葉JAZZ、スタンダードナンバーの披露が行われたほか、宮崎壽一郎さん(S41法)が特別制作した「なつかしの立命館画像集」が上映され、恩師や記憶の風景との映像上の邂逅を期して、スクリーンに対し熱い視線が集まった。また、第一部の講演に関連して、立命館の将来展開について校友同志が夢をもって熱心に語り合ったり、建山教授や校友会本部出席者を激励する校友も多数見受けられた。
終盤、衣装・小道具も含め徳川光圀公に見事に扮した高田常任幹事がみたび登場し、おなじみの口上をふくめ壮麗な「水戸黄門」を披露しいよいよ迎えた大トリは、目下、同会最年少会員である松尾悠幹事(H22理:立命館大学応援団 元団長)が現役学生チアリーダーを従え登壇。松尾元団長の熱情溢れる演舞・リードにより全員で応援歌「グレーター立命」を大斉唱。熱気が最高潮に達したところで、横井健二参与(S33経)の閉会挨拶・万歳三唱により終宴となった。
なお、懇親会において同会事務局により「東日本大震災復興救援募金」が行われ、参加者より総額10万円に達する厚志が寄せられ、全額立命館大学校友会に供託された。
今回校友会本部事務局からは、縄本事務局長とともに野村慶人校友・父母課員が参加した。