4月27日(水)、5月7日(土)、8日(日)の3日間、立命館学園副総長・常務理事と校友会本部事務局長が、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県、岩手県、福島県校友会の役員を訪問し、懇談しました。各校友会への訪問日・面会者は以下の通りです。
○宮城県校友会 4月27日、下村泰雄会長に面会
(立命館学園:本郷真紹副総長、入試広報課長他、校友会本部:縄本敏事務局長)
○福島県校友会 5月7日、三村智春幹事長に面会
(立命館学園:森島朋三常務理事、校友会本部:縄本敏事務局長)
○岩手県校友会 5月8日、菊池宏会長に面会
(立命館学園:森島朋三常務理事、校友会本部:縄本敏事務局長)
今回の現地訪問は、被災された校友やご家族にお見舞い申し上げるととともに、被災状況や支援ニーズの把握、校友会や大学の支援の取り組み等について懇談することを目的としたものです。なお、各県校友会には立命館大学校友会からの見舞金をお渡ししました。
「千年に一度」といわれる大地震により、岩手県・宮城県・福島県の沿岸部の市町村を中心に未曾有の被害が生じており、現在でも校友の安否確認や被災状況の全体像を把握することが困難な状態にあります。とりわけ福島県では、原発事故と風評被害により現在でも非常に厳しい状況が続いております。また、陸前高田市在住の校友の方が1名亡くなられたことが5月7日の新聞報道で判明しました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
甚大な被害を受けた被災地の復旧・復興には、今後相当長い時間と物心両面からの支援が必要となります。現在、立命館大学校友会では、被災された校友に対する支援の一環として義援金募集の取り組みを行なっております。この間、各都道府県や海外を含むグループ校友会など、多くの皆様から義援金にご協力をいただいております。皆様のご厚情に厚く御礼申し上げます。引き続きご支援とご協力をお願い申し上げます。
なお、大学としても「東日本大震災関連特別検討プロジェクト」と「災害復興支援室」を設置し、被災地の復興と日本社会の再建、将来起こりうる災害への備えに対して、教育・研究機関としてなすべきことについて議論し、具体的取り組みを進めています。
また、岩手県・宮城県・福島県出身の学生は約270名在学しております。この間、被災した学生の状況を個別的に把握し、学費減免、奨学金、災害見舞金などによる支援を行っております。しかし、厳しい被災状況のもとで奨学金制度だけでは就学継続が困難な状況も想定されるため、教職員に被災学生支援の寄付を呼びかけ、継続的支援を行う取組みを開始しました。