2月5日土曜日15時より、姫路市のまねき食品本社において、姫路立命会が開催された。同会は兵庫県西部の姫路市および近辺に在住の校友により組織される地域校友会であり、昭和54年を初回として今回が第24回目となる総会には、来賓を含め総勢70名が参加した。
第一部は、冒頭全員で校歌を斉唱ののち挨拶に立った尾上誠一会長(S33経)が「この地域にも多くの立命館校友が存在するものの、姫路で活動する校友会の存在が、まだ強く意識されていないと感じる。母校を力強く応援していくため、「R」のバッチを背広につけたり、シールをカバンに貼ったりして、校友同士のつながりを顕在化し相互の関係を深めていこう」と力強く述べ、冒頭挨拶とした。
続いて、久内麻佐行幹事長(S55法)が活動・会計状況および新役員選出について報告を行い、今回の総会をもって尾上会長が勇退し中塚孝継副会長(S41文)が新会長に就任する案が提出され、満場一致で承認がなされた。引き続き辻寛兵庫県校友会長が祝辞、校友会本部より参加の縄本敏事務局長が大学・校友会の近況報告を行い第一部は終了した。
第二部は、本学教授で白川静記念東洋文字文化研究所長の加地伸行氏が、『日本人の忘れたもの -教育・家庭・道徳』と題して講演を行った。加地教授は、人間の生き方に大きな影響を与える家庭と、その規範の中核となるべき道徳の有り方について、ユーモアと論語の思想を織り交ぜながらの講義を行い、参加者に深い感銘を与えた。
また、元本学政策科学部長で同会顧問を務める石見利勝姫路市長が会場に駆けつけ、『生きがいと魅力ある 住みよい都市 姫路を目指して』と題して市政報告を行った。
会場を移した第三部 懇親パーティーは、お城の女王熊田佳那子さんも参加。井上泊巳顧問(S29法)の乾杯発声の後、賑やかな懇親交流がスタートした。そばの早食い競争やビンゴゲームなど同会恒例の人気アトラクションに加え、今年11月に開催されるご当地グルメ食の祭典(通称 B-1グランプリin姫路)に出展予定の『姫路おでん』も登場し好評を博した。
参加者の歓声が次々と沸き起こるなか迎えた終盤、全員で会場一杯に肩組み円陣をはって「グレーター立命」を大斉唱し、8年間同会を強力に牽引した尾上会長への謝意を表しての花束贈呈、石堂大輔副幹事長(H11法)による万歳三唱を経て、中塚新会長による閉会の挨拶をもって中締めとなった。
本会の模様は姫路立命会(http://rits.tenkomori.tv/)および兵庫県校友会(http://alumni.ritsumei.jp/hyogo/)の公式ホームページでも紹介されています。