2011年1月23日(日)の10時より福岡県北九州市において、新春恒例のロードレース「第22回選抜女子駅伝北九州大会」が開催された。本大会は、実業団、大学、高校の女子長距離界のトップチームが同じコースで競う全国でも珍しい大会で、最大30mもの高低差があり、特に、3・4区については3分の2がアップダウンという女子選手にとっては過酷なコースとなっている。今年は30をこえるチームが出場し、健脚を競った。
本大会には立命館宇治高校が連続出場しており、北九州校友会においては、未来の校友につながる立命館宇治高校生に対して公式行事として毎年応援を実施している。今年も入念な準備が行われ、大会前々日には、藤田卓也副会長(S54経済)、及び、三宅あき幹事(S60文)が宿舎を訪問し、差し入れと激励を行った。
また、前日には応援活動の最終打ち合わせも含めた役員会・新年会が開催され、奥野照章会長(S41法)から20代若手役員まで幅広い世代の校友が集い、スケジュールや段取りを確認しながら、当日に向けた準備を進めた。
大会当日は天候にも恵まれ、爽やかな青空の下、北九州校友会の奥野会長をはじめとする役員や会員、その家族等を含んだ総勢約30人が集まり、コースのスタート・ゴール地点、2・5区、3・4区の3つのポイントにおいて、朝早くから応援体制が整えられた。
各ポイントでは担当校友により、選手が走る沿道に「立命館大学校友会」の幟が立てられ、法被や同校友会特製の「立命館」横断幕もお目見えした。そして、多数用意された「R」の手旗は校友だけでなく、駅伝を応援にきた近隣市民の方にも人気があり、特に小さな子どもは喜んで手旗をふっていた。
また、4区の応援では、快走を見せた青木選手の母親と偶然出会い「一人での応援になると思っていたので、心強いし、嬉しい」と、一緒になって熱い声援をおくった。
大きく目立つ幟がきっかけとなり、子どもや孫、親戚が立命館大学に進学しているという地域の方から声をかけられたり、そこから北九州に暮らしている校友についての様々な情報が伝えられるなど、地域市民や立命館宇治高校生の父母とも一体となった応援をとおして様々な出会いやつながりが生まれていた。
多くの声援の後押しもあり、立命館宇治高校は4区で首位にたち、安定した走りで、一時は実業団や大学をおさえてトップを走る大活躍、最終の5区で惜しくも総合優勝した三井住友海上の渋井陽子選手に抜かれるも、そのままゴールテープをきり、1時間46分50秒で高校の部において、2年ぶり4度目の優勝を果たした。大会終了後には、立命館宇治高校へのメディアの取材が相次ぎ、大変な賑わいをみせていた。
取材後には、立命館宇治高校の監督、コーチ、選手、父母が全員集まり、宇治高校代表して監督と選手代表から、応援に駆けつけた北九州校友会の校友に対して、暖かい応援に対する感謝とこれからも慢心することなく努力する旨挨拶があった。それに対して奥野会長から祝福と労いをこめた言葉が贈られ、最後に全員で記念の集合写真を撮影した。
同校友会では来年度以降も継続して本大会に対する応援を実施する予定である。
なお、今回校友会本部事務局からは舩尾優一校友・父母課員が参加し、初村雅敬幹事長(S53経)と共に上記ポイントをまわり、応援を行った。