去る2010年12月10日(金)、11日(土)の二日間に渡り、立命館宇治高等学校において、全国の若手校友と立命館大学4回生ら28名が協同でキャリア教育講座「授業+R」を開催した。この授業は、大学進学を控える高校2年生約300名に対して、若手社会人や内定者が講義を行い、大学に進学する意味は何か、学部選択の重要性とは何かを自らの経験を元に発表してもらうものである。
宇治高校2年生は附属校のため内部進学率が100%近く、大学に確実に進学できる一方で、一般受験生に比べると大学進学の目的意識や学部選択への真剣さという意味では少し曖昧になってしまっていた。このような「何となく進学」という生徒を一人でも減らそうと宇治高校2年生の担任陣や有志の若手校友が協力し、昨年度より「授業+R」と銘打ちスタートした。
2年目となる今年は、昨年度以上の企画にしようと担当スタッフが半年間をかけて準備。1日だった授業も「二日間の授業+冬休みの宿題」という3ステップの授業へと発展。講師陣も社会人14名、内定者14名の計28名と大幅増員された。
1日目の10日(金)は、4回生が講師役を務め「職種マップを作り、なりたい仕事を見つけ、どうすれば就けるのかを考えよう」というテーマで60分間の授業を実施。2日目の11日(土)は、社会人14名が講師役を務め、自身の過去を中学校時代から振り返りつつ、大学進学した理由、今の仕事と大学時代がどうリンクをしており、これからどうしていきたいかという夢について本音で熱く、生徒へと語りかけた。
終了後のアンケートでは、9割以上の生徒が満足したと回答しており、宇治高校の先生方からも来年の開催を期待する声が多く聞かれ、社会人・4回生、生徒の全員にとって自分の人生を考える非常に良い時間となった。
なお、校友・父母課からは大西克樹課員と城本真祐子課員の2名が参加し、東京キャンパスから森山寛課員が参加した。
「協力スタッフ一覧」
黒坂 周吾 <H12(2000)・政策>
高橋 万太郎 <H15(2003)・経済>
吉田 英幹 <H8(2006)・APM>
大山 高 <H6(2004)・APM/ H21(2009)・院経営>
安井 亜希 <H17(2005)・経営/ H19(2007)・院法>
高津 奈央 <H 19(2007)・文>
深澤 茜 <H 18(2006)・経営>
井關 賢太郎 <H 20(2008)・国関>
岡田 弾次郎 <H 20(2008)・国関/ H 21(2009)・院法>
吉田 康治 <H 17(2005)・産社>
大山 牧子 <H 17(2005)・政策 / H 19(2007)・院政策>
堀田 さやか <H 19(2007)・国関>
安井 裕太郎 <H 22(2010)・国関>
可児 卓馬 <H 18(2006)・APS>
丸山 純平 <H 22(2010)・産社>
樫根 亮 <H 23(2011)卒見込み・国関>
西岡 綾 <H 23(2011)卒見込み・法>
西岡 優希 <H 23(2011)卒見込み・政策>
吉田 薫 <H 21(2009)・理工/ H 23(2011)卒見込み・院理工>
依田 大地 <H 23(2011)卒見込み・法>
高田 和憲 <H 23(2011)卒見込み・法>
新川 琢也 <H 23(2011)卒見込み・情理>
藤井 健史 <H 21(2009)理工 / H 23(2011)卒見込み・院理工>
「企画スタッフ」
安井 亜希 <H 17(2005)・経営 / H19(2007)・院法>
四方谷 瑞樹 <H20(2008)・国関>
立命館宇治高等学校 キャリア教育部長 酒井淳平先生
立命館宇治高等学校 キャリア教育部 岡本壮平先生