5月11日(日)午後1時から、奈良県校友会「天理わだつみ会」が天理市の「天理観光ホテル」において創立10周年記念総会を開催した。総会は、檪本好章幹事(S37経)の開会の言葉ではじまり、まず全員で物故者へ対し黙祷。この後中野守幹事(S50経)のリードで校歌を斉唱した。開会にあたって酒谷庄兵衛会長(S32経)が、10年間の歩みを振返り、地元に根ざした校友会活動を今後もいっそう展開して行きたいとご挨拶。 続いて参加した来賓を代表して奈良県校友会渡辺申孝会長から、「十年間の天理わだつみ会関係者の努力に深く敬意を評する」旨のご祝辞を賜った。会本部からは事務局長(学園校友課長)志垣が参加し、母校立命館が今さしかかっている大学創造の課題を紹介し、校友の各界での活躍、母校と後輩へのご支援に感謝し今後のご支援に対する旨のお願いを行った。この後議事を滞りなく進行、参加者のなかでもっとも先輩にあたる石田清一幹事(S32法)の閉会の言葉で総会議事を終了した。 続いて地元の郷土史研究家植村勝弥氏を講師にお招きし「近世から近代に至る天理市の変貌について」と題する記念講演会を行った。植村氏は、中世荘園から近世在地領主、近世大名、公家などによる、複雑で輻輳した管理の歴史が地元の地名に反映していることを紹介し、市町村合併論議が盛んないま、生活する住民自身の自治意識の高揚の重要性を説いた。 このあと記念撮影をはさんで懇親会に移ったが、懇親会の開会にあたり、奈良県校友会の名誉校友、天理教真柱の中山善司氏(S57文東洋史)からご挨拶を頂いた。続いて隣接する南和会から杉本昭司奈良県校友会副会長、また天理市にもゆかりのある坂本久美奈良新聞社編集局長からご祝辞を頂き、渡部文人会計監査幹事(S33法)のご発声で乾杯、和やかな懇親会に入った。 しばし歓談の後、参加者全員で応援歌を歌い、梶田日隆副会長(S33経)の中締めのご挨拶を受け、名残を惜しみながら6月14日(土)午後2時から奈良県新公会堂で行われる奈良県校友会総会での再開を期して一次会を終了、二次会に移行した。 | |
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