米澤正勝さん(S36理工・電気)から下記のご報告をいただきました。
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第11回関東立電会(関東在住・電気科OB会)を、10/23(土)10:30より、立命館東京キャンパスの皆様のご協力の下に、同所にて開催致しました。出席者は18名でした。
松田浩章会長(S32)の挨拶の後、電気電子工学科の高山茂教授(S59)から「総長選挙近々実施予定、キャンパス拡充計画、学生の就職状況、電友会(電気卒OB会)活動状況」等の学園の近況報告をお聞かせ頂きました。
その後、ソニー株式会社企画部長の井上清氏(S54)から「最近のビデオカメラの動向と将来展望」と題してご講演を頂きました。
先ず、ご自身が最近の業務用ビデオカメラを使って撮影された京都・嵯峨野の紅葉風景、円山公園での桜の映像を観せて頂きました。肌色や中間色が大変美しく再現されており感心致しました。
ビデオカメラは民生、業務、放送、監視、医療、等の用途の他に最近では映画にも採用されつつ有る由です。フィルムは「現像」が必要ですが、ビデオは撮影後「即」見られる事が出来る事が特徴です。又、編集ソフトが普及し簡単に編集が出来る様になった事も、急速なビデオの普及に寄与しています。
従来、撮像コマ速度はビデオは30コマ/秒で、デジカメは高級機でも11コマ/秒でした。然し、最近ではビデオと同じ30コマ/秒で2GBメモリで20分間撮影可能なデジカメが登場してき来ており、ビデオとデジカメの融合化が急速に進んで来ています。
ビデオカメラの特徴は①音声録音が可能。②焦点深度が深く遠近画像がボケずに比較的鮮明に見えることです。
一方、デジカメは①高速撮影の時は音声録音は不可ですが、焦点深度が浅い為、対象物に対しては鮮明に、他はボヤケて見えます。この為、②撮影対象物が際立って鮮明に見えるのが特徴です。
ビデオの録画媒体は以前はテープが主流でしたが、最近は半導体メモリが主流になりつつ有ります。小型軽量で長時間(4時間)撮影も可能になって来ました。又、回転部が無い為、故障発生率も減少して来ています。
今後のビデオカメラの動向は下記の如く3点有るそうです。
①撮像部を2ヶ備えた「3D」立体画像化
②画素数アップによる超高精細画像化(画素数:現在TV:30万、HDTV:200万、4KTV:880万数)
③インターネットとの融合化(Windowsムービーメーカー、等 編集ソフトの活用可能化、等)
同じ校友のお話であり、熱心な質疑応答も有って有意義な講演会でした。
その後、同じサピアタワー内に在るイタリアン・レストランで懇親会を実施致しました。
最初に遠路、関西からご出席頂きました 前・電友会会長 荒木敞氏(S34)のご挨拶、今回出席者の最長老の川添雄司氏(S31)の乾杯の音頭で懇親会は始まり、その後、出席者18名が近況報告を語り合いお互いに懇親を深め合いました。
そして、全員による校歌斉唱でもってお開きとなりました。
同じ校友で電気卒の気楽さが有り、お互い楽しい一時を過ごす事が出来、感謝でした。