学祖西園寺公望が晩年を過ごし、昭和15年に迫りくる超国家主義に対し「国際的視野に立って英仏と協調・連携しつつ国の進む道を求めるべきである」と訴えながら亡くなった別邸「坐漁荘」が清水市興津の旧地に復元されることとなり、16日現地で安全祈願祭が行われた。坐漁荘は、西園寺の実弟が継いだ住友家の支援を得て大正8年に建設され、現在は愛知県犬山市の明治村に移築されている。地元校友からは既に再建へ向けた取り組みが開始されたとご報告を頂いていたが、今回作業が開始されることとなった。明治村移転時に作成した正確な図面をもとに忠実に復元される。完成は、平成16年4月の予定。 | |
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