千家十職(三千家に出入りする塗り師や竹細工・柄杓師など十の職家を表す尊称)の流れを汲む、茶ノ湯竹器師・黒田和孝氏(H3文)が10月9日(土)、10日(日)の2日間、京都市中京区のビル葆光3階「楽独の間」にて、作品発表会を開きます。
発表会では伝統を守りつつ新しいことにチャレンジしている黒田氏作の竹の茶道具50点をはじめ、青竹から製品に至るまでの過程の説明や、製作道具が展示されるほか、黒田氏の曾祖父である初代黒田宗傳作の「利休好蓮華形指柄杓(ひしゃく)」(千利休好みの蓮華形柄杓)も特別展示されます。
世界に誇る日本の竹細工の作品展示です。ぜひ、ご来場ください!
「茶ノ湯竹器師黒田和孝作品発表会」
●日程:10月9日(土)、10日(日)
●時間:午前10時~午後4時(両日とも)
●会場:ビル葆光 3階「楽独の間」(TEL 075-211-4171)
(京都市中京区室町通り御池南入)
●展示作品:
・ 竹の茶道具 50点
・ 初代黒田宗傳作「利休好蓮華形指柄杓」
・ 柄杓の製作のための道具(小刀、のこぎり等)
・ 柄杓製作の作業工程(実物の竹を展示し、竹から柄杓へ)
・ 油ぬき作業を説明するための写真(青竹から白竹への過程)
*黒田和孝氏は父である三代目黒田宗傳氏のもとで修行した黒田家の次期後継者。黒田家は明治29年に「千家十職 黒田正玄家」より分家を許され、初代が宗傳として創業。