9月4日土曜日17時30分より、広島駅新幹線口のホテルグランヴィア広島において、広島県校友大会(年次総会)が開催され、来賓を含み150名近くが参加した(内平成卒が約40名)。
第一部総会は、柴田知子さん(H6法)が司会進行を担当。開会のことば、黙祷、校歌斉唱の後、伊藤利彦会長(S37法)が登壇。「この暑いなか、150名近くに及ぶ多くの皆さんが駆けつけてくださったことに感謝したい。本会は、4つの地区、6つの職域をはじめ、平成卒、女性、学部同窓会、同好会など18の組織活動を擁する全国的にみても活発な活動を行なう校友会であり、今回が第58回目の総会となる。男女ともにあらゆる世代の立命館校友が交流・懇親を深め、母校立命館を力強く支える存在として活動していこう」と熱いメッセージを含んだ挨拶を行なった。
続いて来賓紹介に移り、学園、校友会および事務局、同県と密接な校友を持つ福岡県、隣県の山口県、そして広島県内福山市を中心とする広島県東部の各校友会の会長・事務局長が紹介され、仲上健一立命館財務担当常務理事が来賓を代表して祝辞を述べた。
その後総会議事に移るが、永井美恵子さん(H7経)による会計報告を除き、過年度活動報告ならびに今年度予算案については校友各自による資料上での確認ということで説明がなされ、会場も黙示的にこれに同意することで議事は滞りなく終了し、そのまま総会は閉会となった。
5分間の休憩を挟み開始された第二部総会は、司会台に橋本慶子さん(S56営)が登場。開会のことばに続いては、同時間帯にマツダスタジアムで行なわれている『広島カープvs阪神タイガース』の途中経過が報告された。その時点においてカープは優位なゲーム展開であり、またレギュラーメンバーとして校友赤松真人選手(H16産)が活躍中、しかもゲーム結果によっては赤松選手本人もこの懇親会に顔を出すかもしれない、との期待感もあって冒頭から雰囲気は大いに盛り上がる。
渡邉申孝校友会副会長の来賓祝辞を経て、乾杯の発声は同県が全国に誇る女性会員組織『メッチェン広島』のメンバー松岡香織さん(H17法)が務めることに。松岡さんは当日会場にて乾杯役を打診され大いに驚いたことに触れつつも、「昨年初めてこの総会に参加したが、立命館の先輩方との交流は大変楽しく、またじゃんけん大会では思いがけず優勝してしまうなど大変印象深いものとなりました。今後も継続して参加したいと思います!」と見事な前口上を述べ乾杯を行なった。
各テーブルでの懇親が早速盛況となるなか、清家邦敏福岡県校友会長、清弘和毅山口県校友会長、岩村寿夫広島県東部校友会長が登壇し祝辞を述べた。清家福岡県会長は10月30日(土)に福岡市キャナルシティにて「オール立命館校友大会」を開催し九州・沖縄ブロックの連合会長として全国校友を迎えることに触れ、「広島から新幹線を使えば1時間と少しで会場に到着する。これは私の通勤時間と変わらない。是非広島の校友にも多数お越しいただきたい」とスピーチし大いに会場を沸かせた。
続いては当日参加の新卒校友7名の紹介。司会橋本さんの導きで登壇した新卒校友は順に、仕事内容や抱負を含んだ自己紹介を行うが、いずれの挨拶もフレッシュな雰囲気を持ちつつも堂々としたものであり、会場からは大きな激励の声が寄せられ、また降壇後もすぐに周囲に輪ができあがるなど、新卒校友は自席を温める暇もないほどに先輩諸氏より歓迎を受けた。
あちこちで活発な懇親が続くなか、壇上では日高弘之副会長(S39法)より、「立命館広島校友によるカープ赤松選手後援組織」の発足が呼びかけられる。
また、会場の後方では『Myホビー展』と称して菅尾洋子さん(S46文)の油絵が展示され、その傍らには今月半ばより呉市の三之瀬御本陣芸術文化館で開催される『~現代日本画の革新~ 堂本印象の世界 -祈り・生きる・かたち-』のポスターが掲出されるなど文化的演出も施され、同県校友会の活動の裾野の広さが示される。
懇親会中盤、壇上に新卒校友を含め『メッチェン広島』のメンバーが大集合。総会に引き続いて登場の永井さんのコンダクトにより、恒例脳トレが行なわれることとなった。今回のテーマは、立命館大学校歌にあわせ、ア行・カ行などの文字の際に手を叩くというもの。平常状態であってもなかなかの難題と推測されるが、会場ではアルコールも進んでいたこともあって、「あ!か!き!ちしお!(筆者注!で手を叩く)」の序盤こそ揃うものの、その後は常に手拍子が聞こえる状態となってしまう。(本来お手本役となるべきステージ上も例外では無い模様。)1回目と文字を反転させた2回目は意に反してさらに難易度が増し、日頃は壮麗な雰囲気をもつ校歌も全編手拍子により勇壮なマーチと化したが、それがかえって場に盛り上がりを与えた。
支部・同窓会・同好会の代表者による2分間スピーチを経て、いよいよ恒例ジャンケン大会が開始となる。ここで司会橋本さんのご主人であるRCC中国放送アナウンサーの橋本裕之さん(S55法)も進行役に参加。RBC(立命館大学放送局)時代からペアを組む橋本夫妻の巧みな進行でゲームは順調に進み、第5回戦を終えたところで勝利者が壇上に集合する。その中には、なんと学園来賓の仲上常務理事も含まれており、橋本夫妻による「もし優勝したら何に使いますか?」との問いに「今日の二次会に使います!」と応答し会場内に笑いを巻き起こす。
そのままの勢いで迎えた最終戦に仲上常務理事は見事勝利し優勝となったが、先刻日高副会長より発足が宣言された赤松選手後援組織への寄付を要請された仲上常務理事は快く応諾し、「立命館の財務もこのように健全であり、また継続して勝ち続けられるよう努力します」と述べ会場より大喝采を浴びた。
最後は同県校友大会ではおなじみ、元応援団リーダー部長上野康史さん(S57理工)のリードによる応援歌斉唱。上野さんは「そろそろ世代交代をと考えているものの、今回の総会ではいつも一緒に演舞する山口竜一さん(H12営)が仕事の都合で参加できず、どうしたものかと途方に暮れた。ところが運良く後輩が見つかり、今日は遠路はるばる東城から参加してくれることになった」と名越陽介さん(H21政)を紹介。実は名越さんも元リーダー部長。上野・名越の2名の元部長の豪華共演により、寮歌・校歌・グレーター立命の3曲連続しての演舞が展開された。これには会場も大興奮。会場をいっぱいに使っての肩組みがなされ、大きな声で各曲を斉唱し両部長の演舞に応えた。
名越元部長の「立命館大学広島県校友会は最高であります!」との意見表明に会場から大拍手が送られた後、今回の参加者最高齢の新宅雅幸副会長(S18経)が登壇。来月末には恒例の京都訪問を控えているとの話題にも触れながら、「今日集った校友皆が元気で、また来年も再会しましょう!」との挨拶を述べ、中締めとなった。
同ホテル上階のラウンジで開かれた二次会にも50名を超えるあらゆる世代の校友が引き続いて参加。総会・懇親会とはまた違ったテーブル構成により、夜が更けるのも忘れて活発な交流が続いた。
今回校友会事務局からは、前田秀敏社会連携部担当次長、村上吉胤校友・父母課長、野村慶人同課員の3名が参加した。