杉山進・立命館グローバル・イノベーション研究機構(R-GIRO)教授が独立行政法人国際協力機構(JICA)の要請により、スリランカでナノテクノロジーについて指導を行っている。
スリランカは、輸出産業として紅茶および繊維産業が活発ではあるが、国内には未だ貧困など克服すべき問題も多い。こうした現状を改善するため、スリランカにおける様々な産業の基盤技術として近い将来、国際競争力を向上させるものとしてナノテクノロジーに期待が高まっている。そこで、スリランカ政府と現地企業との産官連携の形で準備が進められ、2008年4月スリランカナノテクノロジー研究所(Sri Lanka Institute of Nanotechnology (SLINTEC))が設立された。
杉山教授は、2009年9月6日(日)から2011年3月5日(土)までの予定で、MEMS(メムス、Micro Electro Mechanical Systems)研究開発拠点の立ち上げとMEMS技術の指導および人材育成を行う。
現地での指導の状況は、スリランカのコロンボのIndependent Television Networkで6月19日(土)放送された。
現場の写真はこちら。
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/6417/date/7/year/2010