7月24日(日)10時半から、立命館大学朱雀キャンパス(多目的ホール)において、「立命館公認会計士校友会」の第二回総会が開かれた。「立命館公認会計士校友会」は、本学を卒業し全国各地で活躍している500名を超える公認会計士が親睦を深めるとともに、公認会計士を目指す後進の育成を図る公認会計士校友による組織である。
当日は猛暑にもかかわらず、総会、記念講演、懇親会に40名規模の参加者があった。総会は、村井城太郎氏('83経営卒)の司会で始まり、会長の鈴木昌治氏('77経営卒)が、開催の挨拶で「これから公認会計士の役割はますます重要になってくる。本学も公認会計士を500名以上輩出しており、これからますます大きな母体となっていくだろう」と期待の言葉を述べた。続いて、副会長の横井康氏('79経営卒)を議長として稲垣誠二氏('00法卒)より会計報告、渡部靖彦氏('75経営卒)が監査報告を行った。そして奥村陽一氏(経営管理研究科教授、'86経営院卒)より事業計画および役員体制について、平野敦士氏('86経営卒)より予算について説明があり、全て満場一致で承認となった。
引き続いて第3回立命館公認会計士シンポジウムに移り、開催にあたって顧問の千代田邦夫氏(立命館大学名誉教授)のご挨拶があった。脇田良一氏(早稲田大学商学学術院教授・元金融庁/公認会計士・監査審査会常勤委員)が「監査監督機関の立場からみた公認会計士への社会の期待」というテーマで講演され、「公認会計士・監査審査会」の説明に始まり、監査法人としての備わっていなければならない実態や、組織的監査、監査意見に係る審査の重要性の認識の欠如、またPCAOB(米上場企業会計監視委員会)の動向やこれに伴う日本の監査法人の今後について説明された。
会場を朱雀7Fのレストラン「TAWAWA」に移して行なわれた懇親会は、西田和倫氏('08経営管理卒)の司会、松村勝弘教授(経営管理研究科長)のご挨拶、千代田名誉教授の乾杯で始まった。懇親会では多くの先輩方が、公認会計士を目指す現役の経営管理研究科、経営学部の学生を激励する姿があちこちで見られ、非常に盛会であった。また、参加者全員によるリレー挨拶では、現役学生が「8月末に試験が控えているがそれを乗り越えてここにいる先輩のように活躍したい」と抱負を語る場面も見られた。そして最後は鈴木会長が「今後の公認会計士制度についての課題と展望」とともに、会計士校友会を通じて立命館の後進の育成に貢献したいという思いを述べられた。
最後に中締めとして、副会長の村井城太郎氏より、現役学生への激励と同会の益々の発展を祈念した閉会の挨拶があり、全員の一本締めで幕を閉じた。なお、校友会本部からは社会連携課の大前美郎課長補佐が参加した。