7月3日(土)14時より、横浜市の崎陽軒本店において、『第28回神奈川県校友会校友のつどい(総会)』が開催され、従来の参加人数を大きく上回る114名(来賓含む)が参加した。
第1部総会は、岡田直之さん(1987/S62・産)の司会進行でスタート。物故者への黙祷、混声合唱団メディックスOB・OGのリードによる校歌斉唱を経て壇上に登場した田中健明会長(1961/S36・理)は、「近年参加者が伸び悩む傾向があったが、今回は役員各位の尽力により、平成卒業の方が30名も参加するなど、多世代の立命館校友が集う素晴らしい会となった。今回の会では、校友会ならではの学びや濃密感のある内容を企画したので、皆様には是非満喫していただきたい」と挨拶した。
引き続いて、宮本晃三さん(1969/S44・理)を議長に選出して総会議事が行われ、野口邦夫幹事長(1974/S49・法)による活動報告・計画、尾崎俊彦副幹事長(1973/S48・産)による会計報告・予算案、森本元祥監事(1972/S47・文)による監査報告が行われたほか、田中会長より役員改選(田中会長が今回で勇退、新会長に野口会長が就任など)が報告され、全て「異議無し」の声のもと、拍手をもって承認された。その後、國廣敏文立命館常務理事、住野公一校友会本部副会長・東京校友会長が来賓を代表して挨拶を行い、第1部は終了した。
第2部は、元立命館常務理事の吉田幸彦立命館百年史編纂室参与を講師に迎え、特別講演『百年史編纂余滴「学園の歴史とともに歩み、乗り越えてきた校友会」』が行われた。
学園の史実をもとに、1919年の(旧制)大学昇格時および戦後の末川総長誕生時に校友(会)が果たした大きな役割について、百年史編纂作業を通じて新たに発掘された多様なエピソードを交え語られる講演に、参加者は皆深く惹きこまれていた。
第3部は懇親会。入口にて一人ひとりにウェルカムドリンクが提供され、また会場内の10テーブルは、それぞれ同年代の校友が隣り合うよう配席が工夫されており、会場の雰囲気が和む中、木村和生副幹事長(1990/H2・院理)の司会進行によりスタート。
メディックスOB・OGのリードにより全員で応援歌グレーター立命を斉唱した後、今回の総会にて勇退を発表した田中前会長の永年の功労に謝意を表し、校友会本部(プレゼンターは住野副会長)より感謝状・記念品が贈呈された。
田中前会長は、簡単なスピーチを行った後改めて野口新会長を紹介。野口新会長は、「立命館で青春時代の一時期を過ごしたことは、校友各位にとって無形の資産である。校友会活動は、その資産にさらに実りを与える場であると思う。神奈川県では校友の皆様それぞれの要望(My Request)を取り入れた活動を行っていきたい」と抱負を述べ、引き続いて役員新体制を紹介した。
その後、校友会本部縄本敏事務局長、新潟県校友会小野守通会長が挨拶を述べ、今回の集いの最年長参加者五十川照夫さん(1950/S25・経)の元気溌剌とした乾杯発声により開宴となった。
メディックスOB・OGによる珠玉の名曲演奏、服部宝さん(1990/H2・営:陸上競技部OB・OG会関東支部幹事長)による学生の競技日程の紹介、糸魚川克郎さん(1962/S37・理)による湘南地区在住の校友による湘南クラブの活動紹介スピーチ、タレントへらちょんぺさんによる余興、今春卒業の加藤慎一さん(2010/H22・産)および数字を京都市営バスの系統番号で紹介することができる技能を持つ前田和彦さん(2000/H12・営)のダブル司会による大ビンゴゲーム大会など、バラエティ溢れる催し物が途切れることなくステージ上で展開されるなか、会場内各テーブルでは賑やかに交流が続いた。
会の最後は、稲垣恵子幹事(1972/S47・文)の日英両言語を巧みに操るスピーチにより中締めとなり、校友相互が再会を期して解散となったが、引き続き近隣の居酒屋で開催された二次会にも30名強の多世代にわたる校友が参加し夜が更けるのも忘れて懇親を深めた。
今回本部事務局からは、縄本事務局長のほか村上吉胤校友・父母課長、野村慶人同課員が参加した。
※今回の校友のつどい・懇親会の看板は、同県在住の書家・増馬渓道(岩雄)さん(1957/S32・経)の直筆により製作されたものです。また、今回の記事中ご紹介している校友の卒業年度については神奈川県校友会での紹介方式に倣い、西暦/和暦併記としました。なお、本会の模様については、神奈川県校友会のホームページでも紹介されていますので、そちらも是非ご覧ください。神奈川県校友会HPのURLはコチラ→ http://alumni.ritsumei.jp/kanagawa/