4月29日(木)10時30分より、西宮市民会館特別会議室において、第6回西宮支部総会が開催された。
第一部年次総会は、新内悦子副支部長(S60文)が司会を担当。まず議事進行役の議長に青木哲哉氏(S57文)が選出された後、全員で校歌を斉唱。
続いて茶谷良明支部長(S35法)が挨拶に立ち、同支部が2005年に発足されて以降、年次総会以外にも年2~3回の懇親行事を行い校友相互の交流・懇親を深めることで、現在の登録会員数が100名を越したこと、そして同日の総会には今回初参加の方も含め40名近くが参加していることなどが報告された。
続いて、富岡澄夫幹事長(S51文)による昨年度の活動報告、今田武志会計幹事(S39理)による会計報告、水田宗人会計監査(S46産)による会計監査報告が行われ、いずれも全て拍手をもって承認された。
引き続いて、茶谷支部長ならびに中田博明副支部長(S39理)より、同支部が定める活動3原則に基づき、6月に開催される本学のホームカミングデーや、アメフト・野球などの学生スポーツ行事に積極的に参加していくことや、ご当地西宮市が全国に名だたる酒造のメッカであることを踏まえ、従来から同支部が継続してきた「酒文化に親しむ行事」も新展開を図ること、職域校友会である西宮市役所立朋会や尼崎市役所比叡会との協同行事も展開していくことなどが発表され、今田会計幹事による予算案も含めて、全会一致で承認され無事議事を終了した後、来賓の兵庫県校友会辻寛会長、立朋会山本会長、比叡会高見義巳副会長の祝辞・挨拶、校友会事務局の野村慶人校友・父母課員による母校・校友会の近況報告を経て、第一部は終了した。
続く第二部は、元本学産業社会学部教授で雑誌『上方芸能』発行人である木津川計氏による「一人語り劇場・王将」が披露された。
名人阪田三吉の一生をモデルとした北條秀司による戯曲「王将」三部作を取り上げ、随所に時代背景の考察・解説を取り混ぜた木津川氏の口演は、主人公の三吉、その妻小春、娘の玉江が観衆の目前にいるかのような臨場感であり、瞬く間に会場全体が惹きこまれ、終演時には会場より割れんばかりの大拍手が沸き起こった。
木津川氏も参加し和やかな雰囲気で開宴となった第三部懇親会は、兵庫県校友会田中實副会長の乾杯発声でスタート。
最年長91歳での参加となった中森高明氏(S16専経)から、平成卒業世代まで、年代差約50年にも及ぶ幅広い世代の校友が和やかに歓談するなか、中盤においては茶谷支部長のユニークかつ巧みな進行により会員の誕生日付順に最新の立命館グッズが配布され、人気アイテムについては争奪ジャンケンが繰り広げられるなど、会は大いに盛り上がった。
緩やかな中締めを経てもなお十数名の参加者が会場に残り、今回の総会の感想や今後の支部活動について意見を述べ合うなか、兵庫県校友会の活動と協調・連携しつつ、支部においては芸術・文化に恵まれた街である西宮らしい活動を今後も積極的に展開していくことを皆で確認し会はお開きとなった。